自然大好き《道端観察記》

植物などの身近な自然を通して
季節を感じていたい

小さな花も・・・

2016-07-31 19:02:00 | お散歩
ヒメヤブラン[姫藪蘭](ユリ科:キジカクシ科[APG])
林の中の小道を歩いていると、足元でこんな小さな花も咲いていました。
久しぶりに見たヒメヤブランです。地元の林や草原でも見たことがありますが、最近は下草などが蔓延ってその姿を見る機会が少なくなった気がします。
わずかに紫に色付いた花は可愛いですよね。
径1cm弱の花に見惚れてしまいました。

2012年の花

7月中旬 秦野市内にて

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枯れてこそ・・・

2016-07-30 23:33:00 | お散歩
ウツボグサ[靫草](シソ科)
本邦各地の日当たりの良い山地に生える多年草。葉は対生し披針形で、縁には鋸歯があります。株全体に白く粗い毛が生えます。
6~8月、茎先に穂状花序をだし、紫色の唇形花を多数つけます。その後、花穂が枯れ多用に褐色になることから、「夏枯草(かごそう)」とも呼ばれます。
道端の草むらで、まさにカゴソウの名の通りの花の終わったウツボグサがありました。
久しぶりに出会いでしたが、花を見られずに残念な思いでした。

諦められず、周りを見渡すと少し離れた所で花の咲く姿を見ることができました。折角の機会ですから、花も見てみたいですよね。
花穂が褐色になり始めた頃、花穂のみを採取して日干ししよく乾燥させたものを生薬で「夏枯草」といい、利尿や消炎薬として用います。
ご近所散策では出会えない花に、久しぶりに出会うことができて嬉しかったです。

7月中旬 秦野市内にて

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荘厳・・・

2016-07-28 19:09:00 | お散歩
ヤマユリ[山百合](ユリ科)

先日、大学時代の友人と弘法山へハイキングに行ってきました。
ちょうどヤマユリの花が見ごろを迎えていて、所々でその花と香りを楽しませてくれました。
花の近くより、少し離れた方が香りが漂っていることに改めて気付いたのです。
私が子供の頃は、家の近所でもヤマユリを普通に見ることができましたが、最近はその姿が珍しくなっているのではないでしょうか。
あの頃に比べて、この花の生育する環境が少なくなったことも原因でしょうね。
ここはヤマユリが所々で群生していて、良い環境が今でも残っている所です。
神奈川県の花でもあるヤマユリ、もっと身近で見られるといいですね。

7月中旬 秦野市内にて

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再会の花・・・

2016-07-27 21:26:00 | 分類なし
ネジバナ[捩花](ラン科)
我が家のネジバナが、2年ぶりに花を咲かせました。
このブログを始める前からプランターで咲いていたので、もう10年以上も前から咲いていたのです。
ところが去年の6月頃に、花の咲く前に葉が枯れてしまったのです。
毎年、特に手入れもしないのに咲き続けていた花でした。長年花を楽しませてくれていたのですが、花の咲く前に葉が枯れたのは初めての事でした。
もう咲いてくれないと思って諦めていたのですが、この春に葉が出てきたのを確認し、花を楽しみにしていたのです。

最も多い時で、花茎は7本くらい出ていましたが、今年はたったの2本です。
でも、花が咲いてくれて安心しました。
贅沢をいえば、もう少し濃い花色だったらいいのですが、咲いてくれただけでもありがたいことです。
また来年も花を楽しませてほしいですね。

林縁で出会ったセセリチョウ、詳しい名前がわかりません。

2014年の花

7月上旬 横浜市内にて

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開花・・・オオバノトンボソウ

2016-07-26 18:50:00 | お散歩
オオバノトンボソウ[大葉ノ蜻蛉草](ラン科)
本州、四国、九州の山地や丘陵の林下に生える多年草。葉は茎を抱くようにつき、下部の3枚ほどが大きく長楕円形で、長さ7~12cm。葉先は三角形状で、茎上部の葉は徐々に小さくなり披針形です。
7~8月、茎先に1cm程の淡緑色の花を疎らに穂状につけます。

花の形がトンボに似ていて、葉が大きなことからこの名がついたそうですが、さてトンボに見えるでしょうか。
距が後ろに長く伸びていますね。1.2~1.5cm程あるようです。

唇弁は短く、唇弁、側萼片ともに後ろに反っています。
花の様子も観察できて良かったです。
やぶ蚊の攻撃に耐えた甲斐がありました。

6月の様子

7月上旬 横浜市内にて

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