美味しい季節に・・・

モミジイチゴ［紅葉苺］（バラ科）

オレンジ色の実、柔らかな色の葉に隠れるようにたくさんついていました。モミジイチゴですね。この場所は日当たりも良く、丸々とした実がたくさんついています。

写真を撮ってから、記録として1個味見をしてみました。大体毎年、モミジイチゴの実は口にしていますが、これは甘みがあってとても美味しかったです。

こんなに美味しい実なのかと再認識させてくれました。

この日は、植物観察にはあまり興味のない友人二人も一緒にいて、それぞれに試食をしてもらいました。すると美味しいなと言って、一人は自分でも実を採ってまた食べていました。

子供の頃から慣れ親しんでいる実なので、友人に認められてうれしかったです。

今が食べ頃なのでしょうね。

5月中旬　横浜市内にて

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白い花・・・マルバウツギ

マルバウツギ[丸葉空木]（アジサイ科）

関東以西の本州～四国、九州の日当りの良い、やや乾燥した斜面によく生える 落葉低木。葉は対生で卵円形～卵形、両面に星状毛があり、縁には鋸歯があります。

5月頃、枝先に円錐花序を出し、約1cmの小さな花を多数つけます。花弁は5枚で、花糸には翼があります。

林縁には、所々で白い花が咲いていました。この林に咲いていたのは、おそらくマルバウツギです。派手な花ではありませんが、とても印象に残る花でした。

5月中旬　千葉県内にて

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咲いたのか・・・

ヤマボウシ［山法師］（ミズキ科）

良く晴れたこの日、林縁でヤマボウシの花が咲いていました。青空を背景に、白い総苞片と若葉の緑の色合いが、爽やかでとても綺麗でした。

本来の花は、中央に小さな4弁花が球状に集まって咲きます。よく見ると、その小さな花はまだ咲いていないようです。

ヤマボウシの実は、球状に赤く熟します。その味をまだ試したことが無いので、今年は挑戦してみたいです。

明日からは雨が続きそうです。このまま梅雨入りしてしまいそうですね。5月の爽やかな空は、今日で見納めだったようです。

5月中旬　千葉県内にて

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満開・・・

フジ[藤]（マメ科）

この日、林縁ではフジの花が盛りを迎えていました。たくさんの花序がぶら下がって花を付けています。

近所のお庭や公園などの藤棚でも花を見ることはできますが、私はこうして林の中で咲く姿が好きですね。

フジは木本性つる植物なので、巻きつかれた植物を弱らせてしまうこともあります。最近、近所の林でもフジが根元から切られてしまい、こうして花を咲かせる姿を見ることが出来なくなった所も有ります。

植物は逃げることができないので、狙いを定められてしまったら、運命を人間に委ねるしかありません。何を守るかは、人それぞれに考えのあることでしょうから、難しいですね。

こうして自然の中で咲く花を見ることができて嬉しかったです。

５月上旬　栃木県内にて

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小さき宝物・・・

ミナミメダカ[南目高]（メダカ科）

田んぼの脇を歩いていると、カエルの鳴き声がしていたので、その主を探して周囲を歩き回ったのですが、肝心のカエルの姿を見つけられません。

田んぼの脇の池を覗き込んで探していたら、メダカが泳いでいることに気付いたのです。

わかり辛い写真ですが、8匹ほどのメダカが写りこんでいます。横浜にもまだ生きているんですね。

私が通っていた小学校の近くにあった溜池には、たくさんのメダカがいました。その後、新しく道路を作るということで、その溜池は埋められてしまいました。

子供の頃は、メダカを珍しい物とは思っていませんでしたが、今となっては貴重な存在を失ったと感じています。

無くなってから気付いたのでは、遅すぎますね。

４月下旬　横浜市内にて

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