自然大好き《道端観察記》

植物などの身近な自然を通して
季節を感じていたい

海の近くで・・・

2007-03-31 17:42:00 | 家族
キケマン[黄華鬘](ケシ科)です。
海岸近くに生える越年草で、茎は赤っぽく高さ40~60㎝。葉は2~3回三出複葉。茎、葉ともに無毛で折ると特異な悪臭があります。茎の上部に黄色のやや唇形で長さ約2cmになる小花を総状につけます。
前に載せたムラサキケマンとは同属で、やはり全草が有毒だそうです。
伊豆の道端には至るところにこのキケマンは生えていました。昔、ムラサキケマンしか知らなかった私が、黄色い花があることを知ったとき、家の周りなどいろいろ探したのですが、見つけることはできませんでした。あるところにはあるものなのですね・・・・・
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こちらが本家!!

2007-03-30 21:41:00 | お散歩
スミレ[菫](スミレ科)です。
日当たりの良い山野などに生える多年草で、草丈は高さ7~15cmになります。3月頃から先に濃紫色の花をつけます。葉は根生しへら形~披針形で低い鋸歯があります。葉柄に翼があるのが特徴のひとつです。
花の形が、大工の使う墨入れに似ていることからこの名がついたという説もありますが、私の父は船大工だったのでこの花に親しみを感じます。
この花は、街中にある駐車場の中のアスファルトとブロック塀の隙間に生えていました。スミレと言うと、か弱いイメージを抱いていましたが、なかなか力強く生きているようです。。。。。

3月中旬 横浜市内にて 
先日行った伊豆でもいろいろなスミレが咲いてました。
日本には55種ものスミレがあるそうで、素人がひとつひとつ区別するのは難しいようです。
よく見慣れたタチツボスミレもいろいろなスミレを見た後では、本当に「タチツボ」でいいのか自身がなくなってしまいます・・・・・
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疑いの匂い・・・

2007-03-29 22:02:00 | お散歩
ヒサカキ[柃](ツバキ科)です。
身近な林に普通に生える常緑小高木で、社寺や庭にもよく植えられています。葉は互生し葉先がわずかにくぼむことが特徴です。
枝はサカキの代用として神事に用いられます。
雌雄異株ですが、山火事や伐採などにより性転換する事もあるそうです。
3~4月にこんな花を咲かせます。
右は雄花です。


こちらは雌花です。
ヒサカキの花は、独特の匂いがあり近づくとすぐに分かります。
10月には果実を実らせますが、冬にかけてゆっくりと熟すそうです。
子どもの頃、ヒサカキの近くに飼っていた犬をつないでいました。春先になると犬小屋の周辺が妙に臭くなるので犬のせいにしていましたが、実はヒサカキの花の匂いだったのです。
今はなき愛犬は、とんだ濡れ衣を着せられたものです。
ヒサカキの果実は鳥たちが好んで食べます。鳥たちに運ばれた種がいろいろなところで芽生えるので街中でもよく目にしますね。
ヒサカキの花の匂いで春を感じてみませんか。。。。。

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やっと見つけた・・・

2007-03-28 23:32:00 | 家族
シロバナタンポポ[白花蒲公英]
(キク科)
道端や人家の近くなどに生える多年草。花茎は高さ10~40cm、先に白色の頭花をつけます。総苞外片はやや反り返り、葉は羽状に中~深裂する披針形で、やや立つことが多いそうです。西日本に多いタンポポだそうですが、関東以西の本州~九州に分布するようです。
先日行った伊豆で見つけたものです。普段の散策中には見つけることができませんでしたが、こんなところで見ることができました。
道端の草ばかり見ている私に、妻や子供達は文句も言わず付き合ってくれています。
感謝!感謝!

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道端の毒草・・・

2007-03-27 21:45:00 | お散歩
ムラサキケマン[紫華鬘]ケシ科です。
山麓や道端などのやや湿ったところに生える越年草で、全体軟らかく無毛で、茎に稜があり高さ20~50㎝になります。葉は根元と茎につき、2~3回羽状に細かく裂けます。上部に総状花序を出し、紅紫色の唇形花を多数つけます。花期は4~6月ですが、今年はもう咲いていました。
全体にアルカロイドを含む毒草で、涙や唾液の増加、心筋運動の障害、けいれんなどを起こすそうです。
この花も、子どもの頃に住んでいた家の周りに生えていました。きれいな花なので、毎年咲くのを楽しみにしていたのですが、うっかりすると雑草として家族に抜かれてしまうので、花を見れないときもありました。
その頃、毒があると知りませんでしたが、ハコベのようにこの葉っぱを食べたいとは思いませんでした・・・・・
3月下旬 横浜市内にて 
名の由来は、紫色のケマンソウという意味です。
華鬘とは、仏堂の欄間にかける、透かし彫りのある仏具のことだそうです。
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