自然大好き《道端観察記》

植物などの身近な自然を通して
季節を感じていたい

いろもの・・・白

2018-09-30 22:26:00 | 家族
シラタマノキ[白玉の木](ツツジ科)
本州中部以北~北海道の高山、亜高山の岩場や露岩地などに生える常緑小低木。葉は互生し、卵形~楕円形で縁には鋸歯があります。葉の表面は光沢があり、葉裏は白いです。
6~8月、枝先や葉腋に小さな総状花序をつけ、壷形の白色花を下向き咲かせます。花冠は浅く5裂し、裂片は反り返ります。
果実は球状の液果で、白色の肥大した萼に包まれます。この様子から「シロモノ」と呼ばれることもあります。果実をつぶすとサリチル酸臭がするそうですが、ここでは試すことができませんでした。
このシラタマノキも散策路のわきに生えていました。花が咲いているのかと思いましたが、近寄ってみると果実でした。
数は少なかったですが、出会うことができて幸運です。
9月も今日で終わり、非常に強い台風が関東に近づいています。22時を過ぎて風も強まってきました。被害のないことを祈ります。

9月中旬 岩手県内にて

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黄色き花・・・

2018-09-29 21:21:00 | 家族
ミヤマキンポウゲ[深山金鳳花](キンポウゲ科)
北海道~本州中部以北の高山~亜高山の湿った草地などに生える多年草。根生葉は長い柄があり鳥足状に3~5に深裂し、裂片はさらに中裂します。茎葉は柄がなく、裂片の幅が狭いです。
7~8月、茎先に光沢のある黄色花を集散状に数個つけます。花弁の基部には腺体があります。果実はそう果で鉤状に曲がります。
散策路のわきには、ミヤマキンポウゲの花が一つだけ咲き残っていました。花に出会えてうれしいですが、さみしい感じがします。
この花がまとまって咲く姿をいつか見てみたいですね。

9月中旬 岩手県内にて

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花咲く季節・・・

2018-09-27 17:40:00 | 家族
シロバナトウウチソウ[白花唐打草](バラ科)
東北地方の高山の草地などに生える多年草。丈は50cmほどで、葉は奇数羽状複葉で互生し、7~15枚の小葉からなります。小葉は楕円形で、縁に粗い鋸歯があります。
8~10月、茎先に円柱形の穂状花序を出します。花弁のない小さな花が密につき、花序の上から咲き始めます。花序全体は白色~淡紅色に見えます。
夏にはおそらく花畑になるだろうと思われる草地で、この花は咲いていました。柵があるので近寄ることができません。腕を精一杯伸ばして撮ったものです。
なんだかブラシ状に咲く花が印象的でした。

9月中旬 岩手県内にて

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小さき花も・・・

2018-09-26 21:42:00 | 家族
アオノツガザクラ[青の栂桜](ツツジ科)

北海道~本州中部以北の高山や亜高山の岩場や礫地に生える常緑小低木。葉は互生し針形で、枝の周りに密に付き、縁には鋸歯があります。
7~8月、枝先に黄緑色の花を4~7個付けます。花はつぼ型で長い柄があり、先端はあまり開きません。花冠の先端は浅く5裂し、裂片は反り返ります。花柄や萼には腺毛が密生しますが、花冠は無毛です。
草地の端で小さな花と出会いました。花の形と葉の様子からアオノツガザクラではないかと思いますが、花期がずれています。遅咲きの花なのですかね。同じよう花は所々で見ましたが、花に気付いたのはここだけでした。
貴重な出会いだったのかもしれません。

9月中旬 岩手県内にて

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久々の出会い・・・

2018-09-25 22:43:00 | 家族
ウメバチソウ[梅鉢草](ユキノシタ科:ニシキギ科[APG])
道端の岩に可愛い花が咲いていました。
5年前に立山で観察して以来の出会いです。
葉が少し傷んでいるようにも見えますが、花は元気ですね。
この花を撮ろうとしたらカメラの電源が落ちてしまいました。うっかりしていて予備のバッテリーは車の中。暫くはスマホでの撮影になります。

2013年の花

9月中旬 岩手県内にて

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