自然大好き《道端観察記》

植物などの身近な自然を通して
季節を感じていたい

卵の運命は・・・

2013-02-28 20:11:00 | お散歩

林から湧き出た流れを眺めていると、流れの淀んだところにこんなものがありました。
これはアカガエルの卵ですね。この辺りでは、ニホンアカガエルとヤマアカガエルを見ることができます。さて、この卵はどちらのものでしょう。
今年は寒さが続いているので、この淀みの水が氷ることもあるかもしれません。そうしたら、卵の運命はどうなるのでしょう。
子供の頃、家の近所にあった小川でも、アカガエルの卵を見ることができました。
卵を持って帰り、観察すると簡単にオタマジャクシに孵ります。その後、オタマジャクシが成長して、足が生えそろう頃になると、みな飛び出して逃げてしまったものです。
そんなことを思い出しながら、暫らく卵を眺めていました。

2月下旬 横浜市内にて

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若い姿は・・・クスノキ

2013-02-27 20:46:00 | お散歩
林の中を歩いていると、少し開けた斜面の上に、艶々した葉を付けた若い木を見つけました。
葉が大きめで、なんとなくシロダモかなと思い、葉をちぎって香りを確認してみると私の好きな香りがします。でも、シロダモとは少し違う感じです。

もう一度葉を確認してみます。
三行脈は目立ちませんが、葉によってはなんとなく三行脈らしきものも見られるのです。
艶がいい感じです。葉柄は赤色に見えます。
これはどうやらクスノキのようです。クスノキの幼木の葉は三行脈は不明瞭になることがあるそうです。また、生長した葉に比べて細長く、両端が尖った感じになり、葉柄への移行部もクサビ形になるのです。
クスノキは、大木になることも多いですが、このクスノキはどこまで育つことができるでしょう。
継続観察するものが、また増えてしまいました。

クスノキ[樟、楠](クスノキ科)

クスノキの未熟実 シロダモの葉

2月中旬 横浜市内にて

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水面が揺れて・・・

2013-02-26 20:46:00 | お散歩
アメンボ[水黽、水馬、飴坊](アメンボ科)
林から湧き出る流れを眺めていると、水面が流れとは違う動きをしているのに気付きました。
立ち止まってみると、そこにはアメンボが1匹いたのです。
ピッピッという感じで、せわしく動くアメンボは撮りづらく、ようやく撮った1枚がこの写真です。
家に帰って見てみると、これはシマアメンボに近いようです。
シマアメンボは、山間部の小さな流れに棲息するアメンボの仲間で、身体は汚黄色で黒色の条紋があります。普通翅は無いそうなので、このアメンボはシマアメンボみたいですね。
図鑑などによると、出現時期には少し早いようですが、たった1匹で水面にいたアメンボ。少し寂しい感じもしました。

2月中旬 横浜市内にて

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イボイボな木・・・カラスザンショウ

2013-02-25 19:24:00 | お散歩
カラスザンショウ[烏山椒](ミカン科)
この辺りの林では、良く見かける樹皮の様子です。
これはカラスザンショウの幹ですね。成木になると刺の先がなくなり、このようにいぼ状となります。

根元付近から見上げた写真です。
葉は、大型の羽状複葉なので、付いていればすぐにわかりますが、この季節は葉はすべて落ちています。
でも、カラスザンショウは幹の上部で枝分かれし、枝を広く伸ばして逆三角形の樹形になるので、見慣れれば葉がなくてもわかりやすいです。
以前にも載せましたが、先駆性樹木の一つなので、林縁の開けた所で実生のものをよく見かけます。
若い木は刺も鋭いので、気を付けないと痛い思いをしてしまいます。こうして見上げているのがいいかもしれませんね。

2012年のカラスザンショウ

2月中旬 横浜市内にて

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競争の後?・・・

2013-02-24 19:13:00 | お散歩

林縁の小道を歩いていると、面白いものを見つけました。
1本のサクラの木に、他の木が絡み付くように生えていたのです。
どちらの木も、初めは左方向に伸びて、途中から真っ直ぐ上へ生長しています。サクラはそのまま上方向へ育っていますが、もう一方の木はサクラの幹に絡みつくように、また左方向へと伸びていたのです。
この写真を見ていて、もう一つ気付くことがあります。それはサクラの枝がどれも左方向へ向かって伸びているということです。
この場所は以前、もっと木が生い茂っていました。ところが最近、木が枯死してしまったり、風などで倒れたりして、このように見通しが良くなってしまったのです。
この姿は、太陽を求めて競い合って生長して出来たものなのですね。

2月中旬 横浜市内にて

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