自然大好き《道端観察記》

植物などの身近な自然を通して
季節を感じていたい

幸せを探す・・・

2015-05-31 22:12:00 | お散歩
シロツメクサ[白詰草](マメ科)
ヨーロッパ原産の多年草。葉は普通3小葉からなり、6~20cmの長い柄があります。小葉は倒卵形で先は凹むか丸く、縁には微細な鋸歯があります。茎は地表を這って不定根をだし、所々から葉や花を付けます。
5~8月、葉がい柄の先に球形の花序を付け、白色の花を多数咲かせます。

花は受粉後下向きに垂れます。果実は豆果で萼と花冠に包まれ、中に2~6個の種子があります。
垂れ下っている花の様子がわかるでしょうか。
江戸時代にオランダからの献上の器物の詰め物として持ち込まれたのが最初といわれています。
その後、牧草や緑肥、緑化用として輸入されたものが定着し、分布拡大したと考えられています。
今では、草はらで必ず見られるといっていいほどです。
蜜源植物としても利用されていて、この時もミツバチが夢中になって蜜を集めていました。

ここは広い草はらで、シロツメクサがたくさん咲いていましたが、ある一角だけややピンク色をした花が咲いていました。上の写真の花と比べて、明らかに白さが違います。
モモイロシロツメクサという近縁種があるそうですが、これがその花なのでしょうか。
詳しいことはよく分かりませんでした。

5月中旬 横浜市内にて

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山野の花や実・・・

2015-05-29 21:35:00 | お散歩
ミミナグサ[耳菜草](ナデシコ科)
久しぶりにミミナグサの花に出会いました。
この草原で初めて見つけたのですが、以前より草丈の高いものが優勢になって、見る機会が少なくなってしまいました。
花の咲き始めた頃の方が、「ミミ」の様子がよく分かります。

2009年4月の花

タツナミソウ[立浪草](シソ科)
先日、高尾山で出会ったコバノタツナミの花を載せましたが、普段の散策エリアではタツナミソウの花を見ることができます。
野に咲く花、という感じがしますよね。

イヌザクラ[犬桜](バラ科)
緑の葉が生い茂ってきた、公園脇の木々を眺めていたら、サクラの様な樹皮の木に気付きました。
ここでサクラの花を見た覚えがありません。葉の中を眺めていると穂状の実が付いているのを見つけたのです。
その様子からこれはイヌザクラのようです。
ここにイヌザクラがあることに今まで気付きませんでした。
来年はここで花を観察してみたいですね。

2010年の花

5月中旬 横浜市内にて

本日、アクセス数が70,000を越えました。
2012年の12月に50,000アクセスを越えていたのですが、その後色々とあって60,000を越えたことに気付きませんでした。
これからも、地道に更新していきます。
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これも薬草・・・

2015-05-28 19:28:00 | お散歩
チガヤ[茅萱](イネ科)
秋田県以南の本州~四国、九州の山野や草地、道端などに生える多年草。根生葉は、扁平な線形で先は尖り、茎葉は互生し、基部は茎を抱き鞘状になります。根茎は細長く地中を横に這い、所々に節があります。この節からひげ根と茎を出し、繁殖力は旺盛です。
茎にも節があり、ふつう毛があります。葉縁や葉先が赤くなることが多いです。
5~6月、茎先に葉の出る前に褐色の花穂を付け、その後白銀色の毛を持ったものになります。
開花前の若い花穂を「ツバナ」といい、万葉集にも詠まれていますが、噛むと甘みがあります。
また、根茎も甘みが強く、サトウキビと比較的近い類縁関係にあるそうです。
根茎を11月頃に掘り取って、ひげ根などを取り除き陰干ししたものを「茅根(ボウコン)」と呼び、利尿や消炎、止血に用います。
身近な草はらでこの季節、真っ白な穂を風にたなびかせている姿をよく見かけます。
ただの雑草と思いがちですが、これも立派な薬草なんですね。

ヒバリ[雲雀](ヒバリ科)
近くの草はらでは、よく晴れた空でヒバリが気持ち良さげに囀っていました。
暫し休憩中のヒバリです。

キジ[雉](キジ科)
近くの田んぼの畔を歩いていると、水路の脇から突然雌のキジが飛び出してきました。予想していなかったので、キジも驚いたでしょうが、私もすごく驚きました。
その後、田おこししたばかりの田んぼの畔に沿って、雌は歩いて行ったのですが、向かいの茂みから雄が出てきたのです。
雄は畦の端に佇んで、雌の動きを見守っていました。
(わかり辛い写真ですが、画面中央やや左に雌がいて、右端近くの黒っぽく写っているのが雄になります。)

5月中旬 横浜市内にて

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開花前・・・

2015-05-27 20:47:00 | お散歩
イチヤクソウ[一薬草](イチヤクソウ科)
久しぶりにイチヤクソウに出会える林へ行ってきました。
ここで初めて出会ってから、5年の歳月が経ってしまいました。
でも、花に出会えたのは一度だけ、花の咲く季節も忘れてしまったようです。
この時は蕾だったので、そろそろ花の季節でしょうか。久しぶりに花を楽しみたいですね。

2010年の花

5月中旬 横浜市内にて

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薬草の花・・・

2015-05-26 20:45:00 | お散歩
カラスビシャク[烏柄杓](サトイモ科)

北海道~本州、四国、九州の草地や畑で見られる多年草。地下に塊茎があり、3小葉の葉が1~2個根生します。小葉は楕円形~長楕円形で先は尖ります。
5~8月、葉よりも長い花茎をのばし、その先に緑~紫緑色の筒状の苞(仏炎苞)を出します。その中に上部は雄花、下部は雌花の密生した花軸があり、この花軸の先は仏炎苞から外に長く突き出します。
コルク層を除いた塊茎を「半夏(ハンゲ)」といい、多くの漢方薬に配合されています。夏以降に掘り取って水洗いして皮をとり、日干ししてから用います。
林と道路を隔てる柵の脇で、カラスビシャクの花と出会いました。仏炎苞の中の花も撮りたかったのですが、ピントがなかなか合わず、うまく撮ることができませんでした。
葉柄の途中や3小葉の合点にムカゴを付けますが、まだその姿は見ることができませんでした。
身近な薬草、これもその一つです。

5月中旬 横浜市内にて

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