若き実・・・

サンシュユ［山茱萸］（ミズキ科）
1月にまだ赤い実を残していたサンシュユ、今また新たな実を付けていました。
艶々とした緑色の実がたくさんついています。今年も花を見る機会がなくて残念でしたが、この季節に実を見ることができて良かったです。
サンシュユの葉裏に染みの様なものが見えますが、これは「毛叢」という毛の塊だそうです。
今回の観察は、先日「妖精からの贈物」のとんとんさんに教えていただいたので、これを確認にしに行ったのです。
葉裏の一部、葉脈の付け根辺りに付きますが、この役割は何なのでしょうね。サンシュユにとって、何かしらの意味があるのでしょうが、物を語らぬ相手なのでその真相はわかりませんね。
今日で6月も終わり、今年も半分過ぎてしまいましたね。

1月の様子

６月中旬　横浜市内にて

若い実り・・・

ツリバナ[吊花]（ニシキギ科）
2年前に初めてここで観察をしたツリバナ。去年は実の数が少なかったのですが、今年は2年前と同じようにたくさんの実を付けていました。
今年も花を見る機会がなくて残念だったのですが、これだけ実っていればこのあと熟す様子が楽しみです。
それに間に合うようにまた行かなければなりません。

マユミ［真弓］（ニシキギ科）
一昨年も一緒に載せましたが、マユミは今このような姿をしています。
ツリバナと比べると、角張った印象ですよね。
こちらも秋の色付きが今から楽しみです。

2013年の実り

６月中旬　横浜市内にて

花も実も・・・

コウゾリナ［剃刀菜，顔剃菜］（キク科）
道端ではコウゾリナの白い綿毛を見ることができました。黄色い花も咲いていますが、ほとんど花は終わっていました。
花期が5～10月と長いので、これからも花を見る機会はあると思います。

すぐ近くの株は花が終わった所です。花が終わると、いったん総苞片が閉じて、果実が成熟するとまた開いてくるのですね。
その下には白い冠毛を付けたそう果の姿を見ることができます。
この次は茎などにつく剛毛の姿を撮ってみたいです。

2014年の花

６月中旬　横浜市内にて

花の季節に・・・コウホネ

コウホネ[川骨・河骨]（スイレン科）
いつもの池でコウホネの花を見つけました。
花期が長いので夏以降も見たことはありますが、今年も花の季節が始まっているようです。
この花はまだ咲き始めたばかりのようで、雄しべがまだ開いておらず、小さな花弁がたくさん付く様子がわかりますね。
以前にも載せましたが、一番外側の黄色い花弁状のものは萼片です。
今年は葉が密に生えていて、例年より花を見つけるのに苦労しました。
コウホネの根茎を「川骨（センコツ）」と言って薬用とします。今ではあまり見ることができない薬草ですね。

2014年9月の様子

６月中旬　横浜市内にて

これも花・・・タカトウダイ

タカトウダイ［高灯台］（トウダイグサ科）
林縁では、タカトウダイもの花も咲いていました。
以前、旅先の長野で見たことがありますが、横浜で見たのは初めてです。
よく見るトウダイグサと違い、その名の通り草丈が高いです。
この株も私の膝丈くらいはありました。葉も細長く披針形です。

花の下には、広楕円形の総苞片が付きます。
今度出会った時は、もっと花に寄れるカメラを用意したいですね。
タカトウダイも有毒です。全草、特に根茎に有毒成分を含み、口にすると腹痛や下痢、嘔吐をおこします。
また、葉や茎を切ると出てくる白い乳液に触れても皮膚がかぶれることがあります。
薬用として使うこともあるようですが、むやみに使わない方がいいようですね。

2010年のタカトウダイ

６月中旬　横浜市内にて