自然大好き《道端観察記》

植物などの身近な自然を通して
季節を感じていたい

食べ頃か・・・ナツメ

2017-10-30 20:57:00 | お散歩
ナツメ[棗](クロウメモドキ科)
以前花の咲く様子を観察したナツメですが、久し振りに行くとたくさんの実を付けていました。
色付き始めていますが、まだ緑色の実もあって、熟すにはあと一息といった所でしょうか。
生でも食せるナツメの実ですが、日干しして乾燥させたものを蒸し、再度日干しして生薬としても用います。大棗と言って、強壮、利尿、鎮痙、鎮静などに用いられ、葛根湯など多くの漢方処方に用いられています。
ナツメの葉を噛んだ後は、甘みを感じないそうです。
何時か試してみたいですね。

2010年の花

10月下旬 大和市内にて

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垂れる赤い実・・・

2017-10-29 22:16:00 | お散歩
イイギリ[飯桐](ヤナギ科)
ムクノキの近くでは、イイギリの赤い実を見ることができました。
こちらもたくさんの実を付けていますが、まだ訪れる鳥の姿は見られませんでした。
葉で飯を包んだということから、この名がついたようですが、大きな葉ですよね。
葉柄も長く、独特な雰囲気です。
葉が落ちても残る赤い実、鳥たちが集まるのはまだこれからです。

2016年の様子

10月下旬 大和市内にて


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賑やかな・・・

2017-10-28 21:47:00 | お散歩
ムクノキ[椋木](アサ科)
林縁の道を歩いていると、ドバトの群れが木立の上から飛び立ちました。
頭上を暫く旋回しながら、また元の辺りに戻ります。
ふと足元を見ると、黒く丸い実がコロコロと落ちています。それはムクノキの実でした。
見上げると、まだたくさんの実が枝に付いています。どうやらドバトたちは、ムクノキの実を楽しんでいたようです。
まだ緑色の実も残っています。暫くの間、ムクノキは鳥たちの訪れで賑やかになりますね。

6月の実

10月下旬 大和市内にて

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叢の実り・・・

2017-10-27 21:55:00 | お散歩
カナムグラ[金葎](クワ科:アサ科[APG])
道端の草むらで、カナムグラの茂みと出会いました。
既に実が熟してきているようです。茎には下向きに刺があって、蔓延ると厄介な植物ですが、夏~秋に地上部を刈り取って天日で乾燥させたものを「葎草(りつそう)」と言って、利尿や解熱に用いたそうです。
これも身近な薬草なのですね。
でも、カナムグラの花粉は、秋の花粉症の原因の一つとしても挙げられています。
我々にとって有用なものなのか、害のあるものなのか、判断は難しいですね。

2012年の様子

10月下旬 大和市内にて

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赤く熟して・・・

2017-10-26 21:09:00 | お散歩
ウメモドキ[梅擬](モチノキ科)
本州~四国、九州の湿地や湿った林内などに生える雌雄異株の落葉低木。葉は互生し卵形~狭卵形で、縁には細かく鋭い鋸歯があります。葉の両面には短毛があり、葉柄や枝にも毛が見られます。
6~7月、本年枝の葉腋に淡紫色の花を付けます。雄花序には多数の花が、雌花序には2~4個の花が咲きます。雄花には退化した雌しべがあり、雌花には退化した雄しべがあります。
果実は核果で、秋に真っ赤に熟し、中には4~5個の核があります。
ウメモドキの実は、今まで何度か見る機会はありましたが、こうして写真を撮ることはありませんでした。葉が落ちても残る実は、綺麗な赤色ですね。
来年は、花の咲く様子も撮ってみたいです。

10月上旬 横浜市内にて

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