自然大好き《道端観察記》

植物などの身近な自然を通して
季節を感じていたい

三度の出会い・・・

2015-04-28 20:07:00 | お散歩
ヤブニンジン[薮人参](セリ科)
林床ではこんな花も咲いていました。
この葉の様子、何と表現したらいいのでしょう。厚ぼったいとも違います。葉がシュッとしていないんですよね。鋸歯が鋭くないからでしょうか。
今まで2度ほど出会っていますが、その場所はいずれも神社の境内でした。
林の中で撮ったのは初めてのことです。

以前載せた時、線香花火のように咲く花。と表現しましたが、その雰囲気が出ているでしょうか。
ヤブニンジンの果実は細長く、先には刺状の突起があります。その突起で動物の毛や衣服に付く、いわゆるひっつき虫の一つです。
その頃には近づかない方がいいでしょうね。

2012年の花

4月中旬 横浜市内にて

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野イチゴ、咲く・・・

2015-04-27 21:30:00 | お散歩
クサイチゴ[草苺](バラ科)
林の中の道端で、白く大きめの花が咲いていました。
クサイチゴです。
草丈の割には、大きな花を付けますね。
よく歩く林では、毎年のように見ていますが、この林で見たのは初めてです。
あとひと月もすれば、大きく甘い実が生ることでしょう。
いつもの林で、味見をしたいと思います。

2013年の実

4月中旬 横浜市内にて

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毒か薬か・・・

2015-04-25 18:24:00 | お散歩
ルニチニチソウ[蔓日日草](キョウチクトウ科)
ヨーロッパ原産の常緑多年草。茎は横走して節から根を出して広がります。葉は対生し短い柄があり、卵形で全縁、革質で光沢があり、葉裏と縁には毛があります。
春から夏にかけ、対生する一方の葉腋に、5深裂した青紫色の花を咲かせます。
元々は観賞用として渡来しましたが、今では逃げ出して道端や草原などで野生化しています。
この花も、果樹園の脇にある草むらで咲いていました。
ツルニチニチソウには、アルカロイドのビンカミンが含まれ、その誘導体のビンボセチンは脳循環改善薬(カラン)として発売されていたこともあります。
身近な所に薬草はあるんですね。

4月中旬 横浜市内にて

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花に出会えて・・・

2015-04-24 21:20:00 | お散歩
オキナグサ[翁草](キンポウゲ科)
公園の中の小さな野草園で、念願の花に出会うことができました。
オキナグサです。
3年前の春に、箱根湿生花園で芽生えたばかりの姿を見てますが、花を見たのは初めてでした。

花だけではなく、茎や葉も毛に覆われている様子がわかります。
そういえば、芽生えたばかりのオキナグサも、白い毛に覆われていました。
次は名の由来ともなった、白い綿毛の目立つ花後の姿も見てみたいですね。
以前にも載せましたが、オキナグサは神奈川県レッドデータブックでは、絶滅危惧種ⅠA類に分類されています。
この花が草はらで普通に見られる環境を取り戻したいですね。

2012年のオキナグサ

4月中旬 横浜市内にて

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季節到来、花・・・

2015-04-23 20:45:00 | お散歩
ミゾホオズキ[溝酸漿](ゴマノハグサ科)
林から湧き出た水が集まった小さな流れの中で、ミゾホオズキの花が咲いていました。
こんもりとひと塊になっています。
黄色い花がいくつも咲いていましたが、よく見ると蕾の姿も数多くありますね。
今にも咲きそうな蕾の影が、葉の上に写り込んでいます。

花の様子を近くで撮ろうと思って、カメラを何気なく近づけたら、こんな写真が撮れました。
花弁が透き通っているように見えますよね。
レンズの先が葉の陰に入っていたようです。これは光のいたずらでしょうか。
去年の11月に、この近くで花を撮っていますが、やはり葉の若々しさが違います。
綺麗な水と綺麗な若葉、自然の美しさですね。

11月の花

4月中旬 横浜市内にて

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