自然大好き《道端観察記》

植物などの身近な自然を通して
季節を感じていたい

疑いの匂い・・・

2007-03-29 22:02:00 | お散歩
ヒサカキ[柃](ツバキ科)です。
身近な林に普通に生える常緑小高木で、社寺や庭にもよく植えられています。葉は互生し葉先がわずかにくぼむことが特徴です。
枝はサカキの代用として神事に用いられます。
雌雄異株ですが、山火事や伐採などにより性転換する事もあるそうです。
3~4月にこんな花を咲かせます。
右は雄花です。


こちらは雌花です。
ヒサカキの花は、独特の匂いがあり近づくとすぐに分かります。
10月には果実を実らせますが、冬にかけてゆっくりと熟すそうです。
子どもの頃、ヒサカキの近くに飼っていた犬をつないでいました。春先になると犬小屋の周辺が妙に臭くなるので犬のせいにしていましたが、実はヒサカキの花の匂いだったのです。
今はなき愛犬は、とんだ濡れ衣を着せられたものです。
ヒサカキの果実は鳥たちが好んで食べます。鳥たちに運ばれた種がいろいろなところで芽生えるので街中でもよく目にしますね。
ヒサカキの花の匂いで春を感じてみませんか。。。。。

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コメント (2)
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