よくわかる鉄道のしくみ (図解雑学) /鉄道技術研究会 (著)
この本、いいわぁ~! 特に漱石読んだあとだと、めっちゃ読みやすくて!
鉄道ファンとしてはひよっこの私のような人にはピッタリの本だ。私はビギナーゆえに鉄道の外見ばかりに目が行ってしまうけど、日頃疑問に思っていた駆動の仕組み、制御装置、集電のしくみ、ブレーキの種類、台車、車輪等の解説を、古いタイプから最新式まで図解解説してくれているのが嬉しいね。
詳しい人から見れば、今更何をと言われてしまうかもしれないが、私が感動したポイントをいくつか挙げてみよう。
1.電力回生ブレーキ
ブレーキで発電できるなんて、発想だにしてなかったけど、確かにモーターと発電機って回路を変えれば切り替えられるんですね。回転している車輪でモーター(発電機として機能)を回し、作り出した電力が抵抗器に熱として消費され、ブレーキがかかるのが「発電ブレーキ」(自転車でライトをつけた時にペダルが重くなるのに似た原理らしい)で、さらに余った電力を架線に戻し、他の電車に使ってもらうところまで発展したのが「電力回生ブレーキ」だと。電車は架線から電力をもらうだけだと思っていたので、返すこともできるなんて素敵だなぁと思った。
2.アプト式のラックレールは複数
小さい頃から図鑑で見て憧れていたアプト式。今や日本では大井川鉄道でしか見れないんだね。いつかは乗ってみたいとか思っていたのだが、ずっと線路の中央にギザギザレールがあるだけだと思っていた。その、車両についた歯車がちょうどかみ合う形になっているギザギザレールはラックレールと呼ばれていること、そのラックレールは一重ではなく複数の本数がしかもギザギザをすこしずらして配置されていること・・っていうのは恥ずかしながら初めて知った。
大井川鉄道では3本のラックレールがずらして並べられており、これとかみ合う3枚の歯車が車両に装着されているという。3枚ががっちりかみ合っている姿を想像すると、1枚よりもはるかに安定感が感じられるなぁ。
3.超低床路面電車は、どうやって床を低く出来たのか。
ウィーンでも散々乗ってきた超低床式の路面電車。通常床下に配置されている機器を、屋根上に配置したり、車軸のない独立車輪式の台車にしたりしたとのことであるが、断面図を見て、なるほどコレなら!と納得。でもその断面図をここに載せるわけにはいかないので、興味のある方は本を買ってね。
この本、いいわぁ~! 特に漱石読んだあとだと、めっちゃ読みやすくて!
鉄道ファンとしてはひよっこの私のような人にはピッタリの本だ。私はビギナーゆえに鉄道の外見ばかりに目が行ってしまうけど、日頃疑問に思っていた駆動の仕組み、制御装置、集電のしくみ、ブレーキの種類、台車、車輪等の解説を、古いタイプから最新式まで図解解説してくれているのが嬉しいね。
詳しい人から見れば、今更何をと言われてしまうかもしれないが、私が感動したポイントをいくつか挙げてみよう。
1.電力回生ブレーキ
ブレーキで発電できるなんて、発想だにしてなかったけど、確かにモーターと発電機って回路を変えれば切り替えられるんですね。回転している車輪でモーター(発電機として機能)を回し、作り出した電力が抵抗器に熱として消費され、ブレーキがかかるのが「発電ブレーキ」(自転車でライトをつけた時にペダルが重くなるのに似た原理らしい)で、さらに余った電力を架線に戻し、他の電車に使ってもらうところまで発展したのが「電力回生ブレーキ」だと。電車は架線から電力をもらうだけだと思っていたので、返すこともできるなんて素敵だなぁと思った。
2.アプト式のラックレールは複数
小さい頃から図鑑で見て憧れていたアプト式。今や日本では大井川鉄道でしか見れないんだね。いつかは乗ってみたいとか思っていたのだが、ずっと線路の中央にギザギザレールがあるだけだと思っていた。その、車両についた歯車がちょうどかみ合う形になっているギザギザレールはラックレールと呼ばれていること、そのラックレールは一重ではなく複数の本数がしかもギザギザをすこしずらして配置されていること・・っていうのは恥ずかしながら初めて知った。
大井川鉄道では3本のラックレールがずらして並べられており、これとかみ合う3枚の歯車が車両に装着されているという。3枚ががっちりかみ合っている姿を想像すると、1枚よりもはるかに安定感が感じられるなぁ。
3.超低床路面電車は、どうやって床を低く出来たのか。
ウィーンでも散々乗ってきた超低床式の路面電車。通常床下に配置されている機器を、屋根上に配置したり、車軸のない独立車輪式の台車にしたりしたとのことであるが、断面図を見て、なるほどコレなら!と納得。でもその断面図をここに載せるわけにはいかないので、興味のある方は本を買ってね。
電車の回生電力は、近くにその電気を使う電車がいないと失効してブレーキがかからない為、その場合はエアブレーキだけとか発電ブレーキに切替になります。それを防ぐ為に京浜急行では、更にフライホイールの回転にして余剰電力を蓄える設備をしています。
戦前に既に試作されて上越線等で使われ、戦後もすぐに実用化しました。
災害時用手回しラジオも同じ原理ですね。
フライホイールは京浜急行だけでの話であり、上越線で試されたのは回生ブレーキ付き機関車の事です。
回生ブレーキってそんなに歴史のあるものだったのですか。
また電気自動車やハイブリッドカーもそうだったとは・・・。私も車を運転する人間なら、鉄道を見る時の見方も違ったのでしょうが、あいにくペーパードライバーでしてね。
今後ともご指導くださいませ。