王室内の王室宝物館を見た後、リンク道路を挟んで向かい側にある、美術史美術館(美術史博物館とも)に行くことにした。ウィーンに何度もいらしている同室の方が、美術史美術館はとてもお勧めとおっしゃっていた。
「世界三大美術館」はメトロポリタン美術館、ルーヴル美術館、エルミタージュ美術館だといわれているが、「ヨーロッパ三大美術館」と言われるとこのウィーンの美術史美術館も、ルーブル美術館、プラド美術館とともにランクインするそうだ。何が三大かって、絶対的な基準もないようだけど、オーストリアが世界に誇る美術館であることに間違いはない。
先ほどの王宮を去る時に見た新王宮の上の空の色がいつの間にか真っ白になっているのに気づき、驚いたが、リンク道路を渡ってマリアテレジア像にたどり着くあいだにどんどん雲行きが怪しくなってきた。
座するマリアテレジアに向かって右(マリアテレジアの左手側)が自然史博物館で、左側が美術史美術館。自然史博物館と美術史美術館はほぼ外観が同じで双子のようなので、出来上がってきた写真を見ると、どっちがどっちだったか。多分この写真は自然史美術館。
ただゆっくり写真を撮る間もなく、いきなりドシャーっと雨が降ってきたので、慌てて美術史美術館内へ避難。
中へ入ると、いきなり肉体美なテセウスが・・。うんうん・・こじんまりしてるけど、雰囲気ルーブルと共通点がある。ルーブルでいきなりミロのヴィーナスに出迎えられたことを思い出した。ここはフラッシュさえ使わなければ写真撮影OKであることを受付の人に確認した。受付には日本語版のパンフレットがあって、見どころと作品展示位置が書いてある。ルーブルで迷子になりそうになった私、これは有難い! 時間もあまりないのだし、ポイントとなる作品を中心に回ることにしよう。
この黒みを帯びた柱と金の縁取りが大変品良く感じられる。
さて、展示室に入ろう・・と思ったらいきなりガス欠になってしまった。
腹が減っては美術鑑賞が出来ぬ。
慌ててこの美術館の中にある、ゲルストナーというカフェに入った。こんなにお腹が空いてるんじゃなければもっと雰囲気を楽しめたのだが・・・。写真を見返しても素晴らしい眺めである。柱が黒いので、何だか高級チョコレートの世界にいるみたい。
コーヒーを頼むと、水がついてくるんだね。前日のホテルザッハーでもそうだったけど。
ドーム型の天井の内側も素晴らしいわー!
デュプレッシス/作曲家グルックの肖像
さて腹ごしらえも出来たんで、ようやく美術鑑賞だ。何気なく入った小部屋にグルック先生が! さっきの見どころパンフレットに載ってなかったけど、ちゃんと目に飛び込んできた。
わー、あなたを「イケメンだと思う大作曲家ランキング」に入れてなくて、すみませんでした。
ベラスケス/青いドレスの王女マルガリータ
おお、これがここにあったか! ヨーロッパの美術館を回っていて嬉しいのは、教科書で馴染みのある絵を目の当たりに出来ること。そんなに美術に詳しいわけではないのに、ルーブルやオルセーではそういう絵をゴロゴロ見つけることが出来て嬉しかった。ここも期待できそうである。
ブリューゲル/バベルの塔
わぁぁ~、これもあるなんて、感激!
この調子で紹介してたらきりがないんだけど、あともう少し載せさせてね。
フェルメール/絵画芸術
ああ、フェルメールってとってもいいですね。実物を見るとさらに癒されます。
ラファエロ/草原の聖母
行きますよ~、聖母三連発! まずはラファエロ。
ティツィアーノ/ジプシーの聖母
第二弾、ティツィアーノ。
カラヴァッジオ/ロザリオの聖母
同じ聖母でも随分違うねえ・・・。でも聖母はみんなが描くから、独自性を発揮するのは大変かも。
ペレダ/はかなさの寓意
確かマルガリータ王女の絵と同じ部屋にあった。おすすめリストには載ってなかったけれど、妙に印象に残る絵だ。
レンブラント/自画像
結局破産してしまった人なのだと思うと、この表情が、とても寂しげに思えるのだが。
おや、模写をしている人がいる。この日、2人発見。開かれた美術館という気がする。
ああ、いい美術館だった。さよなら、テセウス!
今回は絵画中心にポイントを見て回った。
名残惜しいなあ。またいつか来たいところだ。
外へ出たら、案の定、すっごいいい天気。天気がコロコロ変わると、一日を長く感じるねえ。国立歌劇場でサロメを見てから、まだ1日経ってないってことが信じられないよ。
せっかく天気良くなったのに、マリアテレジア像は逆光で真っ黒だ。ちょっと残念。
「世界三大美術館」はメトロポリタン美術館、ルーヴル美術館、エルミタージュ美術館だといわれているが、「ヨーロッパ三大美術館」と言われるとこのウィーンの美術史美術館も、ルーブル美術館、プラド美術館とともにランクインするそうだ。何が三大かって、絶対的な基準もないようだけど、オーストリアが世界に誇る美術館であることに間違いはない。
先ほどの王宮を去る時に見た新王宮の上の空の色がいつの間にか真っ白になっているのに気づき、驚いたが、リンク道路を渡ってマリアテレジア像にたどり着くあいだにどんどん雲行きが怪しくなってきた。
座するマリアテレジアに向かって右(マリアテレジアの左手側)が自然史博物館で、左側が美術史美術館。自然史博物館と美術史美術館はほぼ外観が同じで双子のようなので、出来上がってきた写真を見ると、どっちがどっちだったか。多分この写真は自然史美術館。
ただゆっくり写真を撮る間もなく、いきなりドシャーっと雨が降ってきたので、慌てて美術史美術館内へ避難。
中へ入ると、いきなり肉体美なテセウスが・・。うんうん・・こじんまりしてるけど、雰囲気ルーブルと共通点がある。ルーブルでいきなりミロのヴィーナスに出迎えられたことを思い出した。ここはフラッシュさえ使わなければ写真撮影OKであることを受付の人に確認した。受付には日本語版のパンフレットがあって、見どころと作品展示位置が書いてある。ルーブルで迷子になりそうになった私、これは有難い! 時間もあまりないのだし、ポイントとなる作品を中心に回ることにしよう。
この黒みを帯びた柱と金の縁取りが大変品良く感じられる。
さて、展示室に入ろう・・と思ったらいきなりガス欠になってしまった。
腹が減っては美術鑑賞が出来ぬ。
慌ててこの美術館の中にある、ゲルストナーというカフェに入った。こんなにお腹が空いてるんじゃなければもっと雰囲気を楽しめたのだが・・・。写真を見返しても素晴らしい眺めである。柱が黒いので、何だか高級チョコレートの世界にいるみたい。
コーヒーを頼むと、水がついてくるんだね。前日のホテルザッハーでもそうだったけど。
ドーム型の天井の内側も素晴らしいわー!
デュプレッシス/作曲家グルックの肖像
さて腹ごしらえも出来たんで、ようやく美術鑑賞だ。何気なく入った小部屋にグルック先生が! さっきの見どころパンフレットに載ってなかったけど、ちゃんと目に飛び込んできた。
わー、あなたを「イケメンだと思う大作曲家ランキング」に入れてなくて、すみませんでした。
ベラスケス/青いドレスの王女マルガリータ
おお、これがここにあったか! ヨーロッパの美術館を回っていて嬉しいのは、教科書で馴染みのある絵を目の当たりに出来ること。そんなに美術に詳しいわけではないのに、ルーブルやオルセーではそういう絵をゴロゴロ見つけることが出来て嬉しかった。ここも期待できそうである。
ブリューゲル/バベルの塔
わぁぁ~、これもあるなんて、感激!
この調子で紹介してたらきりがないんだけど、あともう少し載せさせてね。
フェルメール/絵画芸術
ああ、フェルメールってとってもいいですね。実物を見るとさらに癒されます。
ラファエロ/草原の聖母
行きますよ~、聖母三連発! まずはラファエロ。
ティツィアーノ/ジプシーの聖母
第二弾、ティツィアーノ。
カラヴァッジオ/ロザリオの聖母
同じ聖母でも随分違うねえ・・・。でも聖母はみんなが描くから、独自性を発揮するのは大変かも。
ペレダ/はかなさの寓意
確かマルガリータ王女の絵と同じ部屋にあった。おすすめリストには載ってなかったけれど、妙に印象に残る絵だ。
レンブラント/自画像
結局破産してしまった人なのだと思うと、この表情が、とても寂しげに思えるのだが。
おや、模写をしている人がいる。この日、2人発見。開かれた美術館という気がする。
ああ、いい美術館だった。さよなら、テセウス!
今回は絵画中心にポイントを見て回った。
名残惜しいなあ。またいつか来たいところだ。
外へ出たら、案の定、すっごいいい天気。天気がコロコロ変わると、一日を長く感じるねえ。国立歌劇場でサロメを見てから、まだ1日経ってないってことが信じられないよ。
せっかく天気良くなったのに、マリアテレジア像は逆光で真っ黒だ。ちょっと残念。