さぶりんブログ

音楽が大好きなさぶりんが、自作イラストや怪しい楽器、本や映画の感想、花と電車の追っかけ記録などをランダムに載せています。

「アンという名の少女〜シーズン3(1〜5話)」を見て

2022-01-11 23:40:50 | ドラマ鑑賞

シーズン2に引き続き、シーズン3を見ている。どんどん面白くなってきてる。

シーズン3でいきなり登場するのが、先住民族ミクマク族。アフリカ系に対しては抵抗がなかったマリラが、何故かミクマク族を受け入れようとしない。その理由は異教徒だからのようだ。アボンリーの人たちも、彼らは教育しなければならない対象と考えているようである。あんなチャーミングで、可愛らしくて、素敵な手作りの装飾で着飾っている彼らがなぜ差別されるのか理解に苦しむが、固有の文化や言葉・宗教を守っているミクマク族に壁を感じるのだろう。

もちろんアンはそんな壁はものともしない。ミクマク族の少女とすぐ友達になってしまった。また、クラスメイトの男子が怪我をした時には、すぐにミクマク族に助けを求めた。彼らが、はちみつと柳の葉で治療を行うのを見て、医学を志しているギルバートは驚愕する。

※ここで気になって調べてみたら、柳の葉や樹皮には鎮痛・抗炎症作用があることが古代ギリシャ・ローマ時代から知られており、柳の樹皮から抽出したサリチル酸をヒントに合成されたのがアスピリン(アセチルサリチル酸)なのだそうだ。また切り傷やすり傷にはちみつが効くのも事実のようだ。

ちなみにミクマク族の住居は、先日、アナと雪の女王2にチラッと出てきた、竪穴式住居みたいな家とそっくりで、あの映画はこれをモデルのしたのか・・と思った。竪穴式住居との違いは地面を掘り下げていないのと、屋根に当たる部分が薄いこと。獣の皮なんかも使ってるのかな。むしろテントに近いかな。ネイティブアメリカンのテントは以前見たことがあるが、部族によって形が違うのだろう。(あぁ、ネイティブアメリカンのテントも合わせて、世界の竪穴式住居展とかあったら、飛んで行きたいのに。)

ちなみにシーズン2で、ギルバートと同居を始めたセバスチャン(バッシュ)は、同じアフリカ系のメアリーと結婚するが、シーズン3の初めで、メアリーが倒れ、ついに亡くなってしまう。ギルバートは彼女の病を救う手段がない(当時)ことを知って、声を上げて泣く。相変わらずギルバートはとても可愛らしく、とってもイイやつである。

マシュウの農作業を手伝っているフランス人少年ジェリーにもちょっとした動きがある。彼は最初文字が読めず、マシュウやアンに文字を習ってやっと本が読めるようになった。彼の家族は貧しく、満足な教育も受けられず、寝る時も一つの部屋にみんなで寝る。でもとっても暖かでみんな明るく、お父さんのバイオリンも上手。ひょんなことで、その家族の家に入り込んだダイアナは、その雰囲気を楽しみ、ジェリーとちょっと良い仲になりそう。ここで我々がフランス人と聞いて思い浮かべるイメージと全く違うフランス人像が展開されていて興味深い。

と言うことで、5話目でシーズン3も半ば。続きが待ち遠しい。

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする