さぶりんブログ

音楽が大好きなさぶりんが、自作イラストや怪しい楽器、本や映画の感想、花と電車の追っかけ記録などをランダムに載せています。

【読書録】100年前の写真で見る世界の民族衣装

2013-07-26 23:05:45 | 読書録
ナショナル ジオグラフィック編

私は、小さい頃から普段着る服には全く無頓着で、ファッションセンスもないのだが、民族衣装とか、服飾史とかはやたら好きで、小さい頃から百科事典でそういう服のカラーイラストが載っているページを良く見ていたな。漫画でも民族モノは大好きだし。

この本も、本屋でこの表紙を見て、いきなり買う気になった。表紙に載ってるコインでジャラジャラの女性・・これはアルジェリアの女性なんだが、とっても素敵ね。

実は私もトルコに行った時、コインじゃらじゃら・・じゃなくてチョロチョロっとついている鉢巻のようなものを買ったことがある。毛糸のショールと、スカーフとそれがセットで千円だった。

↓これがその時の写真(当ブログで既出)


そもそも小さすぎてコインがチョロチョロついてるかどうかも分からないかも知れないけど、断捨離と称して捨ててしまったのが悔やまれるな。もっともショールの方は今だに大活躍中だが。

・・・またひとりよがりな脱線をしてしまったので本題に戻ると、この本は今の写真じゃなくて、1900~30年代の写真で構成されていることに価値があると見た。服装の地域差というものは時代を経るごとにどんどんなくなって来ている。100年前も都市部では国をまたいだモダンなファッションが流行していたが、多くの場所ではまだ伝統衣装が残っていたのだ。現代の素材で作られた民族衣装を短時間着ただけでは「板についた」着こなしは難しいが、本書では100年前の人々が普段の生活の中でどう来ていたのかが分かる点が貴重だと思う。それだけに、一部白黒になってしまっている点には目をつぶろう。

写真の点数が多いので一つ一つコメントすることは出来ないが、ふと思った印象としては、現代の人はオシャレになったとはいえ、頭のかぶりもののオシャレに関しては随分と廃れてきたものだ、と思う。逆に、ショールをかぶったり、アクセサリーを頭に付けるだけでも民族風になる・・ことの裏返しなのかもしれないけど。

女性の写真はいっぱいあるのだが、男性の写真は少ないね。でもたまにドキッとするようなイケメンの写真があったりする。独断と偏見で私が気に入った男性写真をこの本の中から選んでみた。

1.「エミール」と呼ばれる高位のアラブ人男性(シリア、ダマスカス)
  →鋭い眼光に痺れました。奥さん沢山いるのかしらん?

2.きらびやかな上着とネックレス、耳飾りで着飾った、
  ルソン島北部に暮らす身分の高いカリンガ族の男性(フィリピン、ルソン島)
  →少女漫画に出てきてもおかしくない感じです。

3.制服をまとった、ペルー救世軍のメンバー(ペルー)
  →引き締まった顔立ちがなんとも~

こんな風に文章で書いても全然わかんないですよね。興味を持たれた方は是非この本を探してみてください。

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