さぶりんブログ

音楽が大好きなさぶりんが、自作イラストや怪しい楽器、本や映画の感想、花と電車の追っかけ記録などをランダムに載せています。

【読書録】美味しんぼ 第66巻

2013-07-18 23:54:53 | 読書録
作・雁屋 哲、 画・花咲アキラ / 小学館

8月の椿姫の本番が終わったら、コンクールシーズンの始まる前に夏休みをとって、さっくりベトナム旅行に行ってくることにした。本当は長めのツアーに行きたかったんだけど、もういっぱいで、休暇を翌週にしてもホーチミンだけの短いツアーしか空いてなかったのだ。

最近当ブログ上でベト2だのベト7だの、身体ベトベトだの書いてたら、無性にベトナムに行きたくなってきて申し込んだんだけど、もっと計画的に早めに予約しなきゃダメね。私って何でいつもこうなんだろう。だけど先週末のブルーローズの発表会が終わるまではそれどころではなかったことも事実だが。

で、フェイスブック上でベトナム行きのことを書いたら、先輩からホビロンなるものを薦められた。以前当ブログへのコメントでも、東南アジアに精通されているお二方よりバロットなるものを薦められていた私はこれにピンと来た。

フィリピンではバロット
ベトナムではチュンヴィッロンまたはホビロン
カンボジアではポンティアコーン

と呼ばれるもので、孵化直前のアヒルの卵を加熱したゆで卵だ。サイト検索で「バロット」という言葉を入れてググって見れば、グロい画像が沢山登場するので、興味のある方は見て欲しい。

で、このホビロンの話が「美味しんぼ」に載っているというので、早速ネットカフェに行って読んできたのだ。

前編・後編と2話に分かれてるんだが、なかなか良く出来たストーリーだ。生卵が食べられないアメリカ人と馬鹿にされたと怒る日本人男性。この2人をベトナムに連れて行ってホビロンを食べさせて仲直りさせる話なのだが、日本人男性は自分がアメリカ人に言ったことと同じことをベトナムで言われて猛反省するわけである。

そこでホビロンの味はこう表現されている。
「これは予期せぬ味だ。卵の味でも鶏肉の味でもない、コクがあるけれどあっさりしている。カニの甲らの内側にへばりついている薄皮の味に似た味だ。ちょっと残酷な感じがしないでもないけれど、この頭の部分は少ししゃくしゃくした歯ざわりで美味しいよ。」

ま、私見を言わせてもらえれば、とりたてて残酷でも何でもないな。インフルエンザワクチンなんて、同じ状態になってるニワトリの卵から作るんだから。日本人だって、ほとんどの人がわざとインフルエンザに罹患させられた孵化しかけのニワトリからとった抽出物を体内に入れてるわけで、健全な雛を全部食べてあげることは、それに比べれば決して残酷なことでも野蛮なことでもない。

ベトナムではおやつとして、好まれているこの卵。現地で是非食してみたい。なので今から実物のグロい写真をわざと検索して見慣れておくべし・・と思っている。

この話には、ホビロンだけじゃなくて、ベトナムで使われている様々なハーブの話も出てくる。ドクダミも食べるんだって。いやぁ~現地に行くのが楽しみ。
コメント (3)
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