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さぶりんブログ

音楽が大好きなさぶりんが、自作イラストや怪しい楽器、本や映画の感想、花と電車の追っかけ記録などをランダムに載せています。

大河ドラマ「光る君へ」第26話を見て

2024-07-01 23:14:29 | ドラマ鑑賞

出家したはずの定子にうつつを抜かす一条帝・・水害に地震に天変地異相次ぎ・・だが廃位しても改善しない。一条帝に元の賢帝に戻ってほしい。ということで晴明は道長の娘:彰子の入内を提案する。だが彰子はまだ子供でぼーっとしている。そんな子に務まる訳がないと道長は気乗りしない。まるで娘を生贄にするようなものだと。

ここら辺はこのドラマの創作だと思うが、晴明だけでなく、秋山実資まで、打開策は道長の娘の入内しかないと言い張り・・ううん、ここまで道長に擦り寄るかぁ・・・もしくは水を向けてみて道長の出方を見ているのか。・・だが他に妙案があるわけはなく。。。

彰子の袴着の式にもちゃっかり出席している実資。ここが先日読んだ永井路子さんの「この世をば」と違うところである。

さてまひろと宣孝は派手に喧嘩。最後に灰までぶつけられて見事にシンデレラとなった佐々木蔵之介おじさま。この撮影は一発勝負だったらしいね。うまく決まって、二人でツーショット撮ってる写真が出回ってくる。

さて石山寺に出かけたまひろは、思いがけない人に出会う。・・もし私の想像通りだとすると、日本のお寺ってちょっとおおらかすぎることになるんだが・・・そこは次週のお楽しみ。


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大河ドラマ「光る君へ」第25話を見て

2024-06-24 22:51:18 | ドラマ鑑賞

賢帝だったはずの一条帝が政治を顧みなくなり、職の御曹司に入り浸って、形は出家している定子とぐだぐだの関係を続ける。そこに赦免されてきた伊周も入り浸り、枕草子を定子だけでなく、宮廷の皆の目に触れるよう写しをたくさん作れ、清少納言には続きを書けとうるさく言っている。定子に皇子を産めと迫っている時の顔と同じ・・自分では何も出来なくて所詮は他人のふんどしで相撲をとることしかできぬ愚かな男よ。「俺も書いてみようかしらん」とか言う人なら、応援したくもなるが・・・・。

一方、中の関白家とは一線を画し、道長にすり寄る隆家。お前は職の御曹司に行かないのかと問われると、あそこは虚な場所でございます・・と上手いことを言う。計算ずくの行動であっても、隆家の方がずっといい。

鴨川の氾濫に備えて堤の修復を願い出るも、定子に目が曇っている一条帝は許しを出さない。果たして災害が起こり、死人が何人も出ているのに、職の御曹司では笛の音を楽しんでいる。私自身、歌舞音曲を嗜む身ではあるが、このドラマのこのシーンほど空虚に響く音曲もないものだ。いい加減にしろ・・。

道長にもっと帝にビシッと言ってもらおうと頼みに来た人は道長の前でぐだぐだに。道長もビシッとは言えず、辞職願いを出し続けることで、帝に目を覚ましてもらおうとするが・・・なんとも生ぬるい。

まひろはついにエロオヤジ宣孝と夫婦になった。2回の恋愛経験から、すっかり割り切った顔をしているまひろ。ちなみにまひろの弟役をやっている俳優さんのお名前はまひろなのだが、劇中でまひろと呼ばれても反応しないように・・と釘を刺されたんだって? 男でも女でも使える名ってやっぱりかっこいい。


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大河ドラマ「光る君へ」第24話を見て

2024-06-17 22:45:19 | ドラマ鑑賞

道長の姉であり一条帝の母でもある詮子が病の床につき、伊周の怨霊に悩まされ伊周・隆家の罪を許す方向で検討が始まったが・・・陣の定め(会議)における、公卿の発言が面白すぎるほど空気読みすぎ。道長に至っては、陣の定めの結果を一条帝に伝えるだけだったので、一条帝に「そなたの考えは無いのか?」と一括される。そこで「帝の御心と同じでございまする」といけしゃあしゃぁと答える道長。なんちゅー風見鶏。同じなわけはないのに。

そこでそもそも伊周たちをなぜ罪に問うたのか・・自分に正しい情報が伝わってこなかったことを詰る一条帝。だが、従者に死人が出たのは事実なのにそれを忘れている一条帝。かつ花山法王を狙ったのではなく、花山法王の車を狙ったということなら罪が軽くなるのか? 夜の暗い中の話、車を狙うだけでも危険ではないか。花山法王の権威は地に落ち、従者の命も軽んじられたものよ。

だがそもそも実行犯である隆家こそが罰せられるべきであり、その場にいただけの、かつ止めようともした伊周に対する罪は重すぎたと考えるならわかる。伊周はよほど人間力に欠け、公卿らから反感を買い、逃げ惑いすぎて事後処理を失敗したとも言える。

しかしさっさと出雲から帰ってきて、土産のしじみを土産に届ける隆家・・この変わり身の速さと行動力こそその後の隆家と伊周の人生の差となってくるのである。今後の隆家の描かれ方に注目したい。

何はともあれ、再び定子に会えることになった一条帝。口元を扇で隠しながら輿に乗る。え、笏じゃなくて扇なのか。優雅すぎる。っていうかなんで口だけを隠すのよ。口を隠して頭隠さず・・。

・・・

で、越前では・・もっと無理な展開が進んでいた。色仕掛け作戦大失敗の周明。まひろの心に入れなかったばかりか、説得にも失敗し、暴力を以て二度と会えないような状態を作り出し、実は本当はまひろのことを好きになってしまっており、ミイラ取りがミイラになった感じで。

展開には無理があったが、まひろを思う気持ちを朱仁聡に見透かされ、遠い目をする周明。その演技だけで許してあげよう。

相変わらず発音超悪なまひろが、なんと外交・貿易問題について通訳できるほど宋語をマスターしていた。周明から必要なもんだけを獲得したまひろ。恐るべし。


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「虎に翼」第11週が始まった

2024-06-11 23:03:24 | ドラマ鑑賞

この朝ドラは本当にすごい。

いつも一週間のダイジェストで追っていた私、毎日見ないと気が済まなくなってきた。

一家の男手を失い、自分が働くしかないと、以前は辞めた法律の世界に再び飛び込む。

憲法で謳われた男女平等・・・だがまだまだ男性の感覚が古いまま。桂場のもとに飛び込み、裁判官にはできないものの、仕事をもらって働き始めた。新憲法に即した新民法制定の際、各界の意見を聴取し、そこで女性運動家たちと知り合う。ようやく光が見えてきたところで迎えた花岡の死。仕事の立場上、ヤミ米を一切拒否して餓死してしまった。

復員してきた轟は花岡の死を新聞で知り・・よねに「惚れてたんだろ」と言われ、泣きじゃくり・・そしてここに最高にかっこいいやつと最高にいいやつによるアナザーストーリーが始まらんとしているのをよそに、主人公は家庭裁判所設立に向けて、期待と現実のギャップに悩みながらも新しい師と仲間を得て動き出す。

こんなに勉強になる朝ドラは初めてかも。


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大河ドラマ「光る君へ」第22話を見て

2024-06-03 21:51:51 | ドラマ鑑賞

・・かくして、道長は再び押し倒され・・・

という話はともかく、始まりました、「越前編」。

なかなかワクワクじゃないですか!

周明という宋の見習い医師の若者。あらかじめ日本人が演じることは知っていたが、中国語の発音が上手なこと! 為時パパの中国語は日本人が一生懸命しゃべっている中国語、対する周明(演:松下洸平)の中国語はそり舌音も綺麗に入ったネイティブ並みに聞こえる中国語。松下洸平さんの中国語学習歴を調べようとWikipediaを見るが現時点では何も書いてない・・ということはこのドラマのために勉強したんだろうか。松下さんはシンガーソングライター。中国公演のために中国語を学ぶアーティストは多いので、その流れで学んでいたのかもしれない。とにかくびっくりだ。

さらに嬉しいのは、宋の朱仁聡を演じるのは浩歌という方で、なんか見たことのある人だと思っていたら、矢野浩ニさんじゃないですか! 矢野さんは最近芸名を変えて浩歌にされたそうなのだが、中国で長年活躍してきた日本人俳優で、中国での方が有名。中国語講座で日本にある中華料理のお店を紹介するコーナーがあった時、矢野さんの食レポは本当に面白かった。大河ドラマご出演おめでとうございます。中国では日本人役を演じ、日本では中国人役を演ずる、でも生粋の日本人・・そんな努力の結晶を日本のお茶の間で拝見することができるのは幸せ。

で、越前の国衙の役人・・何やら汚職の匂いがする・・の誘いに乗らず、まっすぐに仕事に当たる為時パパ。ストレスで胃を壊し、周明に鍼治療を施され、その効きぶりに驚く場面があり、ちょっと違和感を覚えた。以前住んでいた市川で20年以上鍼灸治療のお世話になってきた私、平安時代の人が鍼を知らないなんてちょっと不思議に思えたので調べてみた。鍼灸が朝鮮半島経由、日本に伝わったのは6世紀。中国の鍼灸医術をまとめた医心房という書物が円融天皇あて献上されている。しかし平安時代までは鍼よりも灸の方が親しまれていたようだね。だが為時パパは貧乏だったからきっと灸すらもやってなかっただろうね。

5日に1回周明の治療を受けているから息災だと言い放つ朱仁聡。そうそう5日に1回かかれれば確かに息災だろうよ・・・と、引っ越し後ボロボロの体になっている私は思う。


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朝ドラ「虎に翼」第9週を見て

2024-06-02 22:20:56 | ドラマ鑑賞

仲野太賀君の演技が素晴らしい。そして脚本の素晴らしさも。

先週、出征する優三(仲野太賀)の演技が素晴らしくて泣かされたが、戦争が終わっても帰ってこず、父直言が倒れた際に散乱した書類から寅子が見た書類・・直言が見るなと叫んだ・・それは死亡通知だった。優三の名を見た時は凍りついた。

回想シーンの中では、優三の思いが語られる・・こんないい人いないよ。。。

今日俺の今井(仲野太賀)・・時にうんこ大王。。もこんないい奴いないって言う役だけど、今日俺のうんこ大王を払拭する優三の名演技。

彼主役の大河ドラマが楽しみになってきた。

ドラマ自体も、とてもいい構成だ。こんなに真剣になれる朝ドラ・・・って言うか朝ドラを見ないようにしている私すら相当惹きつけられる朝ドラである。

寅子の来週の活躍が楽しみだ。


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大河ドラマ「光る君へ」第21話を見て

2024-05-27 21:23:35 | ドラマ鑑賞

今回も興味深い展開。

頭巾を被った三浦伊周のエセ法師ぶり・・結構格好良かったんだけど。今後、武蔵坊弁慶役あたりが回ってくるに違いない。

まひろが勧めたかどうかは別として、清少納言がついに枕草子を書き始める。なぜ「枕」なのか・・という今迄考えもしなかった題名の謎が解けて、感じ入る。おそらく史実ではないであろう清少納言と紫式部の仲の良さ。今後どうなっちゃうんでしょうね。

越前に旅立つ五朗パパ為時とまひろ。今にも沈みそうな船で琵琶を弾くまひろ。琵琶湖の上で琵琶を弾くと沈まないと言う験担ぎか? 人も心配だけど、楽器も心配なんだけど。湿気でダメになっちゃわないかしら。心なしか琵琶が上手になった気がしないでもないけれど、本人の演奏じゃないかもしれないし。。。

そして、ものすごく疑問符のつく為時パパの語学力。あの時代「你好」と言う言い方はしないんじゃないか・・と言う話は置いといて・・・早めに筆談に持ち込んだ方が有利?

常にポーカーフェイスな道長に比べ、感情あらわな一条帝。少人数で道長の前だからああなのかもしれないけど、なんか身体に障るんじゃないかと心配。


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大河ドラマ「光る君へ」第20話を見て

2024-05-19 23:13:28 | ドラマ鑑賞

検非違使別当たる秋山実資・・まるで長谷川平蔵のごとし。

う〜ん、カッコ良すぎるぞ・・。役としておいしすぎる。呪詛の件はもっと調べるベキだと思うけどね・・。まぁ時代が時代だから。

こうなった上は、どっかで十二単も着てほしいな・・・・・。鎌倉殿のように女装して逃げるシーンはなさそうだから、潜入捜査と称して女装して忍び込むとか。。

長徳の変で、めっちゃ、ちゃっかり立ち回ったのは、はんにゃ斉信。こちらも名演ですな。

一条天皇は賢帝らしき鋭さを見せる。このドラマを見ていると、日本にイケメンってこんなにいたのかしら・・・と思う。衣冠束帯の冠は、日本男子が被るとカッコよく見えるようにできているのだろうか。

柄本道長は、自分を押さえ、やりすぎないように一歩引く・・この平衡感覚こそが、彼をトップに押し上げたのであるなぁ。一番偉くなったのに、偉ぶらないところがいいなぁ。あくまでも実務派である姿勢を見せる。

パパ為時、淡路守転じて越前守。宋人が大勢押し寄せる越前には、漢文の才のある為時こそが相応しいと評価されたのだ。ドラマではこの逆転人事にまひろが関与したことになっているが・・。漢文が全くできないものよりは遥かにマシだろうが、為時の漢文の才を以って、宋人とどこまでコミュニケーションが取れるのか、そして言葉がわかるだけではなく、政治的な才はどうなのか・・と、昇進はめでたいけれど、ちょっと心配。

しかしまぁ、トントン拍子に位だけ上がった伊周は一旦つまづくと制御できなくなり・・・ここは弟の隆家の方が潔さを見せる・・っていうか、あんたのせいだもんね。ただ、隆家は人生の挽回のチャンスがある。そこがどう描かれるかか楽しみ。ユースケ晴明の予言のシーンもなかなか良かった。


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大河ドラマ「光る君へ」第19話を見て

2024-05-12 22:42:58 | ドラマ鑑賞

今日は面白かったなぁ。

中宮定子の前に清少納言がまひろ(のちの紫式部)を連れて行ったら、いきなり一条帝が登場。「急に会いたくなってしまった」と定子の手をとり別室へ。

あの・・別室とはいえ、そこではいろんな物音が来客に全部聞こえてしまうのでは・・・・。

で、何事もなかったような顔をして、また清少納言とまひろの前に出てきて、まひろの話を聞く。

今、別の本で読んでいるが、一条天皇は、あの藤原氏全盛時代にしてなかなかの賢帝だったというが、位の低い者にも優れた者がおり、そう言う者を登用することが活性化につながるという話を真面目に聞く。

ちょっと出来すぎかなぁ・・と思ったけど、その後にやってきた伊周&隆家兄弟の発言の低レベルさにうんざり。お前はまたそれか・・(内心、さっきもやったばっかりだけど・・)という状態なれば、まひろの発言が新鮮に思えても不思議ではない。

さて久しぶりに出てきた光る君・・じゃなくて花山法皇・・隆家の射た矢にあわわと腰を抜かしてしまう。あ〜あ、せっかくの見せ場なのに、もう少しシャンとできないものかしら。「くせ者」とか「我を○○と知っての狼藉か」とか「許さん」とか何でもいいから、言い返して欲しかったな。坂東と西国両方の三十三所巡りを済ませた私としては、花山法皇がまるで道兼のようにキャラ変して、かっこいい人になって欲しいのだが。


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大河ドラマ「光る君へ」第18話を見て

2024-05-07 23:06:54 | ドラマ鑑賞

最後の最後にずいぶんイイ人になってしまった道兼。そしてどんどん嫌な奴になっていく伊周。

道兼も嫌いだが、伊周よりはマシ・・という公卿の声を隠れ聞き、道兼を関白にする一条天皇。

だが、道兼が7日関白であることは誰でも知っている事実なので、どう演じるのか楽しみにしていたが、とにかく道兼の倒れ方、すさまじかった。顔面から床に倒れて・・・・たくさん練習したのかなぁ。

疫病から治った人もいる・・と猛烈に説得力のある言葉を発して介抱しようとする道長を、伝染するからと拒絶するが、結局抱きしめられているうちにナレ死。

大納言以上の者は伊周と道長以外全員疫病で死亡するという凄まじい勢い。

中宮定子を愛する一条天皇は、次こそは定子の兄の伊周を関白にしようとするが、真夜中に押しかけて、必死に道長を推す詮子。

もう伊周に決めたからと言って引き下がらない一条天皇だったが、翌朝、内覧の宣旨を受けたのは道長。

伊周の怒りの形相・・・イケメンが台無し。

そして改めてすれ違うまひろと道長。。。。まひろ・・助けてもらった礼くらい言った方が良いのでは・・。

ということで、野心がないことになっている道長がようやく政権トップに躍り出た。

さて、何をやってくれるかなぁ。


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大河ドラマ「光る君へ」第17話を見て

2024-04-29 23:12:38 | ドラマ鑑賞

ついに道隆が倒れた。伊周を関白にしようと躍起になるが、一条天皇は認めなかった。

一条天皇が道隆の言いなりであると参議たちが陰口を叩いているのを盗み聞きしたせいなのか、はたまた母の詮子の画策なのかはわからないが、若いだけでなく人望もなかったらしい伊周を自分の後の関白にして欲しいという道隆の末期の願いは聞きとどけられなかった。

その道隆の半狂乱ぶりはなかなかの名演だった。が、御簾を捲り上げて一条帝に迫るなんて、あそこまでする?

そんなに憎ったらしかったはずなのに、和歌一首にやられた。

百人一首にもある、有名な一首

 忘れじの行末までは難ければ 今日をかぎりの命ともがな

を口ずさむ道隆。作者は儀同三司母。つまり道隆の妻の貴子だったのだ。

この歌に惚れた・・こんな歌を作れる人だから貴子がいいと思ったのだと言う道隆。

まるで蜻蛉日記や日記中の歌を誦じながら褒める兼家のイメージとダブル。

夫がどんなに傍若無人で、独裁者であろうが、自分の昔の作品を誦じていて、いまわのきわに褒められたら妻としてはたまらないだろうな。見ている私でさえ、全てを許してしまいそうだ。

ドラマは創作だけれど、本歌取るなどが行われていたことを考えると、平安時代の人たちは膨大な数の和歌を暗記していたはずである。そんな雅なやりとりができる人たちが羨ましいと思った。


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大河ドラマ「光る君へ」第16話を見て

2024-04-22 22:28:58 | ドラマ鑑賞

道兼が今までになくカッコいいことを言ったぞ!とびっくり・・が、その甲斐もなく言うことを聞かない道長が自ら悲田院に行き、疫病に倒れた人々の様子を見る。そこにいたのはまひろ・・看病してるんだかしてないんだか・・やたら顔に触ったり手を握ったりしてるけど、ほとんど何の役にも立ってないように見える・・・

しかしまぁ、疫病は下々の者がかかるもので、自分たちはかからないと信じて帝を招いてうだうだしている中の関白家・・そこに胡座をかいてる伊周はイケメンだけど嫌なやつだ。そうした空気に染まらない伊周の弟隆家が初登場。ところで予告編を見れば、次回道隆が倒れるのは必至であり、道隆の死因は疫病ではなく糖尿病になるはずだが、いきなり変に目覚めてしまった道兼あはれ・・・。

尚、道長が民思いなのはこのドラマの創作で、道長も本当は道隆同様身内贔屓で、死因もおそらく道隆と同じ。この世をば・・と読んだときにはすでに月は見えづらくなっていた・・とも。

香炉峰の雪は簾を掲げて見る・・この話、中高時代に大好きで、私もやってみたかったんだが、そんな簾はなし。


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アニメ「薬屋のひとりごと(第1話〜第24話)」を見て

2024-04-17 23:27:15 | ドラマ鑑賞

中国の架空の王朝をテーマにした宮廷物語だが、とても面白かった。

拐かされて宮中に売られた少女が下女として働きながら、事件を解決し、出世して、味方を増やしていく物語。

主人公の冷静な呟きと分析力に交換が持てる。回を進めるにつれて出生の秘密とか、過去の事件との関わりとか、陰謀とかが出てきて、いろんな事件がつながっていることがわかったり、なかなか良い。

架空の話ではあるが、四人の上級妃がいるところとか、先帝の妃だったが先帝の死にあたり出家して、還俗して現帝の妃になってるとか、武則天の時代の話を踏まえてるなぁと感じるところがある。


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大河ドラマ「光る君へ」第15話を見て

2024-04-15 23:51:44 | ドラマ鑑賞

道隆独裁の宮中。どうやら次回以降翳りが出てきそうな予感。

中宮定子に仕え始めたききょう。定子による命名で「清少納言」が爆誕。空気読まずに偉そうなことばかり言うききょうが、定子の前ではまるで少女のよう。先週まで子供遊びしてた定子はずいぶん威厳が出てきたなぁ。定子は「ていし」と読むよう古典で習ったが、このドラマでは「さだこ」・・ちょっとホラーな響き。

早くも道隆の長男:伊周と道長の弓くらべの話が出てきた。ただ、古典の授業で習った大鏡の描写とは設定が違う。道長はこのドラマでは道隆に乞われて嫌々伊周と勝負するが、いい加減に射て、伊周が勝ったと言うことで、最後まで射ずに帰ろうとしたところを伊周にとどめられ、願い事をしながら射ると言うのはどうでしょう・・と伊周にけしかけられる。

ところが直後に伊周の弓が外れるようになり、道長が同じ願い事「我が家から帝が出る」を唱えると、的の中心にしっかり当たるようになる。「我、関白になる」という願い事で伊周が大きく矢を外したところで、道隆が無理やりやめさせる・・と言う展開。ま、道長はそもそも関白にはならないんだけど。

と言うことで、ドラマ上は余計なことを始めて墓穴を掘った伊周の自業自得色満載のシナリオであった。

まひろと石山寺のつながりも出てくるが、アホの道綱のせいで散々なことに。

ドラマではキャラをはっきりさせた方が分かりやすいとはいえ、道兼に続き道綱も実際以上にアホ扱いされていてかなり可哀想。

道隆の天下はわずか5年ほどだが、ドラマ上ではあまりにも憎たらしいので、実資と道長で組んで早く終わらせて欲しいと、つい思ってしまう。いずれイケメンすぎる一条天皇が道隆の最後の願いを袖にすると思われるが、その場面が楽しみ。

※実資の存在感が大き過ぎて、他番組でロバート秋山を目にしても正義の味方かと思っちゃう。


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「虎に翼」を見始める

2024-04-13 23:25:55 | ドラマ鑑賞

ブギウギロスも吹っ飛ぶくらい面白い「虎に翼」。

日本女性で初めて弁護士になった人がモデルになっているお話。

結婚した女性を準禁治産者並に扱う旧法と、それを偉そうに言う男性の物言いに心から頭に来て、主人公たちを応援してしまう。

私は、彼女たちより恵まれた環境に育ちながら、なぜもっと頑張らなかったのだろう。いやいや、それなりに頑張ってきたのではあるが。

再来年の大河ドラマ主役の仲野大賀君も出てくる。彼については「今日俺」の「ウンコ大王」イメージが私の中では固定してしまってい流ので、このドラマを見ることでそれをうち破り、再来年の大河を先入観なしで見ることができれば・・と思っている。いろんな演技ができる人なのね。


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