昨日、14時46分頃、宮城県三陸沖を震源としたM8.8の大地震が発生しました。東京でも、大地が揺れ、我が家でも食器棚からカップや皿が飛散し、細かなガラスの破片が家中に散らばりました。安全なはずの家が危険な場所に変わったのです。交通は麻痺し、多くの人が家へ帰る手段をなくしました。ある85歳の老人は地震が起こったとき、地下鉄のホームに立っていました。彼の家は東村山です。電車はいつ動くとも知れず、6時間、ホームに立ち続けました。それだけでもすごいと思うのですが、それよりも、ビックリしたのは彼の判断力です。彼は東村山へ向かう私鉄が動かないことを察知しました。唯一動くのは地下鉄であると判断した上で、地下鉄沿線にあって、一晩あかせるところ。しかも、自分の体調が悪くなっても、すぐに対処してもらえるところはどこかと考えたのです。その結論は、彼の主治医のいるJ病院でした。そして、彼は今日の朝まで、J病院の待合室で、一晩過ごしたのです。勿論、そこには飲み物の自動販売機もあるし、毛布も貸してくれました。
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