韓国の経済環境が一段と悪化している。

世界的な経済不安、このもやもやとした感じが続いているのだが、２７日の日経平均株価も26679円（10:15）と27000円を切っている。昨日は少し持ち直したようだが、下がり基調が続いているのである。投資家の多くがびくびくしているのである。このような雰囲気の中では韓国のような国が一番影響を受ける。今日のウオン相場は韓国銀行がマジノ線としていた1ドル1200ウオンを割った。1ドル＝1203ウオンである。これまで多くのドルを使い抵抗してきたのだが、それも尽き始めたということだろう。たぶん、こうなると早い。あっという間に、1ドル＝1300ウオンにまで近づいていくことも十分に考えられる。続いて、株式市場である。海外投資家の逃げは早く。COSPIが荒れている。昨年暮れには３０００ウオンあった指数も今は２７００ウオンも割り込み、２６５２ウオン（2022.01.27.10:27）と暴落である。さすがに韓国株価を支えてきた個人投資家、東学アリさんたちも見放して、売りに転じている。サムスンが必死に過去最高の利益だと叫んでも、何の反応もない。このような経済状況は３月に控えた大統領選挙に影響を与えないわけがない。いかに政府が外的な要因だと繰り返そうが、自分たちの生活に及び始めれば、すべて現政権の経済失政と考える。与党候補の惨敗が見え始めた。（くちなし亭、2022.01.27）

Y-FP Office Japan(http://www.y-fp-office-japan.jp)