アメリカの家計負債総額はニューヨーク連邦準備銀行2017年第4四半期のデータによると、13兆ドル(前四半期比1.5%増)を突破した。これは過去最高だ。前回のピーク時だった2008年よりも4730億ドル多い。そのうち住宅ローンが8.9兆ドル(1.6%増)、クレジットカードが8600億ドル(3.2%増)である。アメリカの住宅価格は2012年ころを境に急激に上昇を続けている。だから、それに伴って、住宅ローンの負債も膨れ上がっているとの分析である。ただ、桁が一ケタ違うものの、クレジットカードの残高の上昇も一般庶民にとっては深刻である。何よりもクレジットカードの金利は住宅ローンの金利よりもはるかに高いからである。つまり、これだけクレジットカードを使っているアメリカ人にとっては、経済ストレス度合いは比較にならないほど、クレジットカード返済をどうしようかと考える方が高いのである。それだけ、クレジットカードの返済が優先されるということである。(2018.03.26)
最新の画像[もっと見る]
1 コメント
コメント日が
古い順 |
新しい順
- Unknown (K)
- 2018-03-26 23:34:45
- USAは先進国の中でとびぬけて貧困率が高く、また国民間格差も最大の国です。かっては華国鋒に「中国人民間の格差をなくせだと。そんなことをしたら我が国は日本になってしまう」と言わしめた日本でも格差は広がっています。
- 返信する
規約違反等の連絡