ゴールデンウイークも終わり、私たちは日常の中に舞い戻る。政局も慌ただしい。最大派閥の安倍派をはじめ、ほとんどの派閥が解散して、自民党の総裁を決める党大会が9月に迫る。ポスト岸田を狙う面々も名前が浮かび始めた。茂木敏充幹事長、石破茂元幹事長、河野太郎デジタル相、高市早苗経済安全保障相、小泉進次郎元環境相、上川陽子外相らの名前が挙がる。派閥解消が本来の意味で、確実に行われたのなら、不利になるのは茂木敏充幹事長だ。逆に、派閥解消が名目だけの物なら、彼はポスト岸田の一番手である。高市氏も旧安倍派をまとめることができれば可能性はある。河野氏も麻生派の支持しだいでは無派閥層をまとめることはできる。かつて、小泉純一郎氏が最大派閥から押された橋本龍太郎氏を抑えて、総裁になった時には、地方の予備選が効果を発揮した。この地方の予備選をうまく活用できれば、石橋や小泉氏が勝ちあがる可能性もある。候補者たちの調整などが起こり、押し上げられる形になれば上川氏が有力である。だが、岸田首相もしたたかだ。無謀なことを平気でやる。6月解散、7月総選挙の可能性もまだあるのだ。(くちなし亭、2024.05.07)
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