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原油の輸入国がガソリンの輸出国になった。

2016-04-28 10:42:00 | FP

ここ数年の原油安の影響は思わぬ形で、世界経済に影響を与えているようです。先進国を中心に工場を展開する石油化学メーカーが原油の安い時期に、大量の原材料獲得に動いたのです。原油は精製されて、灯油・軽油・重油・ガソリン・ナフサに分類されます。石油化学メーカの必要としているのはナフサです。ナフサは、原油から不純物を取り除き、燃えやすい液体のガソリンなどを取った残りかすのようなもので、工業原料として盛んに利用され、プラスチックなどの原料として利用されています。そのナフサ獲得のために、原油が大量に輸入されると、残りのガソリンなどは需要を上回ります。どうしようかと考えた石油会社はこれまでの輸入一辺倒の考えを改めなす。ガソリンを輸出し始めたのです。先進国の一部を除いて、原油の需要は自動車の燃料などにつかうガソリン需要です。つまり、ガソリンの供給者がまた増えてしまったということです。供給者が増えれば、当然、値下がりします。石油の産出国がサウジアラビアとイランとの対立に巻き込まれて、増産凍結さえ、まとまらなかったために、原油の値段は弱含みと報道していますが、裏には、このような事情もあるのです。(2016.4.28)

Y-FP Office Japan

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