渡り鳥のように、暖かい地を求めて、渡っていくチョウがいる。渡りチョウと呼ばれる。アメリカ大陸をカナダからメキシコにかけて、4000キロもの道のりを渡っていくオオカバマダラが有名である。日本にもアサギマダラという渡りチョウがいる。日本から台湾へと海を渡っていくチョウである。このチョウが小野市の加古川の河川敷に咲くフジバカマの花に飛来したという。あまり活発に飛行するようなことは無いが、ふわふわと移動していく。赤城自然園のチームがマーキングしたところでは最長1250キロも移動したという。動物界には、渡り鳥やこのチョウのように、環境を求めて、自由に動いていくものもいれば、縄張りを守り一っ所で人生を終わる者もいる。最近は、夏は北海道、冬は沖縄と渡り鳥のような人も散見されるようになったので、渡り鳥型の方が未来型かもしれない。(くちなし亭、2020.10.08)
Y-FP Office Japanトップページ
Y-FP Office Japanトップページ