夢をかなえるキャッシュフロー表

キャッシュフロー表はあなたの人生を変えることが出来ます。あなたの人生をさらに豊かにします。

最強通貨だそうだが、心地よい円高ではない

2018-05-31 11:24:49 | FP
日本円が最強通貨に返り咲いたと記事は踊るのだが、ようは円高である。最強通貨と言うことは世界のどこの国通貨に対しても円高であることを示している。前週まで、円に対して上昇していたコロンビアペソが今週に入り下降に転じたそうだ。この円高の背景には5月25日にコラムで書いたイタリアの時期首相にジュセッペ・コンテ氏が決定したというニュースが一転して、コンテ氏が提出した閣僚名簿をマッタレッラ大統領が拒否し、イタリアの政局が再び混乱に入ったことである。だから、欧州中央銀行(ECB)は、9月にも資産買い入れをストップする可能性があるとみられていたが、この政治不安が強まる中で実現が不透明になった。さらにアメリカの景気状況が鈍化して、FRBも今年の利上げ回数が減るのではないかとの見方が広がっている。このような思惑が重なって、いわゆる安全通貨円に投資資金が流れ込んでいるのである。円高は輸出企業にとっては逆風である。輸出企業が大きなウエイトを占める日本株にとってもマイナス効果である。デフレが進むので、景気にとってもマイナスかもしれない。この水準は心地良い円高ではない。(2018.05.31)


Y-FP Office Japan





コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする