山口県周南市金峰(みたけ)の連続放火殺人事件の容疑者として、逮捕された保見光成氏の飼い犬オリーブが、保見容疑者が身柄を確保されたほぼ同時刻に心臓発作で死んだそうである。動物には、人間以上に、テレパシーがある。それだけ、神経が敏感なのかもしれない。仮に、犬のように、臭覚も、聴覚も、視覚も、さらに言えば、このテレパシーのような感覚も敏感だとしたら、私たちは、瞬く間に、気が狂ってしまうことだろう。隣に、ゴミ屋敷などあるとすれば、その匂いに耐えられないだろう。子供が大音量の音楽などをかければ、家族騒動が巻き起ころうだろう。つまり、私たちの、この種の能力は動物より、劣っているかもしれないのだけれど、それはそれでちょうど良い程度の能力なのかもしれないのである。だが、金峰の犬と保見氏の関係は特別なものであったのかもしれない。遠く離れた保見氏の突然の動揺が犬に敏感に伝わり、だから、テレビニュースなどでは、のんびり家の中にいるように見えたオリーブも、神経は常に、逃げ回る保見氏を追いかけていたのかもしれない。あるいは、保見氏は警官に捕まった時に、死を覚悟したのかもしれない。その心の動揺が犬に伝わり、主人と同じ感情を持ったのかもしれない。近年、この特殊な能力は軍事を中心に研究が進められていると聞く。脳波に連動して、テレビがついたり、切れたりするのも、間近いかもしれない。ただ、その分、人間の能力は確実に退化していくことになる。
Y-FP Office Japan
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