市原市議会議員 小沢美佳です

市政や議会の報告、日々の活動や想いを綴ります。
一番身近な地方政治の面白さが、皆さんに伝わりますように・・・

感動!(株)アイムの放課後デイ訪問

2017-08-07 | 障がい者
先日、川崎市内にある放課後等デイサービス(障害児のための学童保育)施設を訪ねました。
森山市議、山本県議、それから市原市内で発達障害の子どもと保護者のためのサポート事業を手掛ける「ココロサロン・アン」の皆さんと一緒です。

きっかけは、先月市内で開催された講演会。
講師の(株)アイム社長、佐藤典雅さんのお話にいたく感動し、さっそく視察させて頂くことになったのです。
講演会の様子や佐藤さんについてはブログに書きましたので、ぜひご覧ください。⇒「発達障害の子育て講演会

訪問した施設のうちの一つ、「エジソン放課後・高津」。
高津駅から徒歩1分以内のビルの中の、住居スペースをリフォームした室内。
オシャレな照明、カラフルな色遣いが印象的で、ドアを開けた途端に一同「うわ~💛」とため息を漏らしてしまいました。





押入れもこんなワクワクする空間に!


佐藤社長のモットーは、
福祉にセンスを」。
大人がワクワクすれば、子どももワクワクする」。
自閉症のお子さんの療育のために、ご一家で9年間アメリカ・ロスで生活したのちに日本に戻り、地味で暗い印象の福祉施設が多いことに愕然としたそうです。

子どもたちがパソコンに熱中しています。

自閉症キッズは、ITととても親和性が高いのです。

皆が注目しているのは、最新のバーチャルリアリティが体験できる装置です。


森山さんが、3Dのお絵かきを体験。

私も体験しましたが、例えば空中に虹を書いて、その下をくぐる、なんてこともできちゃうんです。これはすごい!

こんな最新機器、さぞ高価だったのではと思うのですが、佐藤社長の人脈で寄附されたものだというからまた関心してしまいます。
(株)アイムの顧問には、医療、IT、エンタメ、美容などなど、あらゆる業界の取締役やクリエイターが名を連ねています。
「佐藤さんの人脈の広さがなせる業であって、これはラッキーでレアなケースなんだ」と言ってしまえばそれまでです。
そうではなくて、これからはこうした異業種のセンスやノウハウが、もっともっと福祉分野に生かされることが必要だと私は思うのです。
佐藤さんはまさにその先駆者のお一人ではないでしょうか。



佐藤さんはご自身の著書「療育なんかいらない!」でこう述べてらっしゃいます。

「ロスの療育生活で一番意味があったのは、療育プログラムそのものではなく、療育を通じてかかわりあえたセラピストたちであった」。
息子さんは、特に美人がお気に入りだったそうですが(笑)。

スタッフも4割が保護者。しかもみなさんオシャレで輝いている方ばかり。
アイムの放課後デイも、まさに様々な人とのかかわりを提供する場所でした。

日本の療育の根本を問いかけている(株)アイムですが、発達障害キッズの明るい未来のために、今後は就労支援にも力を注がれるということです。
私もぜひ機会を見つけてまた訪問したいと思っています。

丸一日お付き合いくださいました佐藤社長、本当にお世話になりました!

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