市原市議会議員 小沢美佳です

市政や議会の報告、日々の活動や想いを綴ります。
一番身近な地方政治の面白さが、皆さんに伝わりますように・・・

「介護マーク」ができました

2013-01-16 | 障がい者
市原市で昨日から「介護マーク」の配布が開始されたと聞き、さっそく配布窓口の一つである市役所の高齢者支援課に行ってきました。

「介護マーク」とは、例えば認知症の高齢者など、外見では症状がわからない方の介助者が身に着けることで、さまざまな介助場面で誤解や偏見を持たれないようにするものです。例えば、公衆トイレでの介助や、男性のヘルパーさんが女性の下着を買うときなどが想定されています。
最初に配布を始めたのは一昨年静岡県で、全国に広まりつつあるとのこと。市原市でも採用されたのは喜ばしい限りです。



お年寄りの介護だけでなく、障害者もその対象となるということなので、私も自分用に申請しました。
申請は簡単な記入だけですぐに発行されます。

高齢者支援課の窓口で、職員の方からマークを受け取る私。
「ワタシ、配布一番乗りですか?」「・・・いえ、残念ながら3番目です(^_^;)」


外見だけでは症状がわからない」相手の付添って、ホント大変なんです。

私の長男は一見まったく健康な男子なのですが、
スーパーに行けば、猛スピードで走り回った挙句、試食コーナーで手当たり次第つまみ食い。
電車に乗れば、目の前の相手に顔を近づけて匂いをかいだり、奇声を発したり。
公園に行けば、公衆トイレに駆け込んで芳香剤をいじったり、水を流したり。
男子トイレの前で、遠慮がちに中を覗き込みながら長男が出てくるのを待つ時間。周りの目が気になって仕方ありませんでした。

発達障害児を育てていて何が一番つらいかというと、社会の偏見や好奇の目にさらされること、なんですね。
そんな心の負担を少しでも軽くするために、ぜひこの介護マークを役立ててもらえたらと思います。

配布場所は市役所の他、支所や保健センター、地域包括支援センター、保健福祉センターですが、例えば特別支援学校や特別支援学級にお子さんを通わせている家庭などにも周知できればいいですね。

それから、首にかけるタイプだと引っかかって危ない場合もあるので、安全ピンで止めるタイプもあればもっと良かったのでは、という意見もありました。子供だとあちこち走り回りますものね。

担当の方、ご一考を(^^)

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