市原市議会議員 小沢美佳です

市政や議会の報告、日々の活動や想いを綴ります。
一番身近な地方政治の面白さが、皆さんに伝わりますように・・・

「本業に活きる」社会貢献活動、プロボノ

2013-01-24 | お知らせ
「プロボノ」って言葉をご存じですか?

ラテン語の“pro bono publico"(公共善のために)の略で、要するにボランティア活動なのですが、プロボノは、その中でも特に、企業などに勤める人がその知識やスキルを活かして社会貢献する場合を指します。

例えば、意欲や機動力はあるけれど、どう広報したらよいかわからない、運営管理のノウハウを持っていない、といったNPO団体。ありがちですよね。
そんな団体に対し、企業人が仕事で培ったノウハウを駆使して、ホームページのリニューアルや業務フロー設計などの支援を行うのです。


先日、千葉市のQiballで「新しいボランティアのカタチ プロボノ」という千葉県主催のフォーラムが開かれました。



「プロボノ」の先駆者、NPO法人サービスグラント代表理事 嵯峨生馬さん。


最近は、社員のプロボノ活動を積極的に支援し、査定にも反映させている大企業も増えてきました。
支援する社員にとっても、今の仕事の再確認やスキルアップに繋がる、人に感謝されることで仕事に対する意欲もわく、仕事以外の関係性が生まれて視野が広がるなど、メリットが大きいのです。
この日も、パナソニックやマイクロソフトの社員の方からの事例発表がありました。

市原からも事例発表があったんですよ。
臨海部企業OBの皆さんによる「NPOテクノサポート」。
写真左の方が理事長の松本武さんです。

中小企業に対し、技術開発や販路開拓などの支援や経営コンサルを行っています。


私もちょうど12月の議会質問で市民活動支援について取り上げたところですが、こうした活動を担っているのは主婦か高齢者が多いということもあって、組織的な運営で地域に根付かせていくのは結構難しいんです。

「プロボノ」のような、軽やかでお得なボランティアの形がもっと広がっていって欲しいし、「プロボノ」によって支えられることでパワーアップする市民活動団体もまた、どんどん増えていくといいな、と思います。

議会報告会、そして教育委員会から。

2013-01-24 | お知らせ
市民ネット議会報告会 国分寺台公民館にて


開始時間のお知らせに手違いがあり、ご迷惑をおかけしました。

和室で座卓を囲んで・・・という雰囲気も手伝ってか、
お集まりいただいた皆さんからは、日ごろ市制に対し感じている疑問点や忌憚のない意見をたくさんいただきました。
主に、市庁舎の増築・機能移転や防災に関する関心が高かったようです。

自分なりに一生懸命説明しましたが、簡潔にわかりやすく伝えるのは難しい・・・。毎回反省しきりです。
お忙しい中お集まりいただいた皆さま、本当にありがとうございました。

市民の声を聴き、議論し、報告する。
市原市では、『市民の声の循環』を基本原則に掲げ、昨年6月に議会基本条例が成立しました。
第10条では、「議会は、自らの活動の説明及び報告並びに市民参加の機会の充実を図るため、広報及び広聴機能の強化並びに体制の整備に努めるものとする」として、広報誌や報告会などを通じて議会活動を市民へ知らせる活動の強化を謳っています。

他市町村の中には、会派(党派)を超え、合同で議会報告会に取り組んでいるところもありますが・・・。
市民ネットは昔から合同開催を訴えてきましたが、市原市ではまだ道半ばです。



話題をもう一つ。
先日、教育委員会定例会を傍聴しましたので、興味深かった事柄から2点ほど。

7月に五井駅西口サンプラザの10階にオープンする生涯学習センターの概要が報告されました。
ミーテイングスペース、インターネットスペース(パソコン6台設置)、冊子情報コーナー、学習室(30人程度、パソコン学習対応可)と、なかなか立派な設備環境です。10月には「(仮称)いちはら市民大学」の創設も予定されています。

市民の学びと交流の場の充実は大変素晴らしいことですが、
(障害児も含め)子育て中の母親が子連れで集え、情報交換やスキルアップができるスペースの不足の声を日ごろ耳にしている私には、少なからずアンバランスな印象を抱いてしまいました。


それから、13日に市内各地で行われた成人式の報告について。
そういえば、一日ずれていたら大雪に見舞われたところでしたね(*_*)

今年の新成人者数は2,957人、うち参加者は2,169人・73.4%でした。前年に比べて2.4%マイナスです。
スライドショー、吹奏楽演奏、ヒップホップダンス、恩師との懇談会、写真撮影など、地区によってさまざまなプログラムが行われました。
今年から予算削減で500円の図書券の配布が廃止になったことについての指摘もありましたが、それに対しての事務局の回答は、代わりにより心に刻まれるような式典に・・・ということでした。新成人自らの活発な取り組みにも期待したいところです。

とはいうものの、20代でバブル期を迎えた私たち世代にとって、二十歳のころ描く未来は希望に満ち溢れていたものでしたが、現在は未来を描くどころか厳しい現実と向き合わざるを得ない、若者にとって実に過酷な社会です。
彼らの心の叫びを、私たちがどれほど共有できるか。そこに若者の未来がかかっているようにも感じます。

皆さんの応援が励みになっています


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