GW最終日。
森山さんや仲間達と「内房総アートフェス」で南市原を巡りました。
里山に点在する廃校や商店街の空き店舗に、現代アートが全部で60作品展示されています。
全て鑑賞することはできませんでしたが、訪れた中で最もお薦めのスポットをご紹介しましょう。
本当はあまり教えたくないのですが・・・
旧平三小学校

校舎内の各教室にあるアート作品たち。



でも、私たちが最も心動かされたのは、これら現代アート作品ではありません。
校舎を出て車に乗ろうとしたところで、地元の方に案内されたのが、こちら。

入り口の募金箱に入場料100円を入れ、階段(住民の方々の手作りだそうです)を降りると、
息を呑むほど美しい風景が広がっていました。

深い緑で覆われた空間と、静かな清流。養老川の源流だそうです。

夏には大勢の親子連れが訪れ、水遊びやバーベキューなどして過ごすとのこと。

右手には、これまた美しい素掘りのトンネルがありました。

明治22年。
学校が建てられる際に川に遮られて登校できない子ども達のために、
当時の住民がトンネルを掘って川の流れを変えたのだそうです。
この苔むした岩壁も、なんとも言えませんね・・・

地元の人々が子ども達のためにずっと大切に守ってきた場所。
そんなエピソードも含め、
仮に人の心を揺さぶるもの全てをアートと定義するのであれば、
こちらの場所が私の中でのナンバーワンでした。