市原市議会議員 小沢美佳です

市政や議会の報告、日々の活動や想いを綴ります。
一番身近な地方政治の面白さが、皆さんに伝わりますように・・・

子どものマスクは何歳から?

2021-07-17 | 子ども
ただいま、通信編集中。

4面の読み捨て記事として「薬剤師さん 教えて!」というシリーズを書いています。
今回は「子どものマスクは何歳から?」。

まず日本小児科医会からは、このような内容の声明が出ています。
「乳児は気道が狭く肺機能も未発達のため、マスクで呼吸がしにくくなり、肺や心臓に負担がかかる。また窒息や熱中症になりやすく、顔が覆われると体調の変化に気付くのが遅くなる危険性も」
そして「2歳未満にマスクは不要、むしろ危険!」として、このような↓↓ポスターまで作成しています。


さらに世界保健機構(WHO)は、
5歳以下は子どもの安全や適切にマスクを使用できる能力など総合的に判断して、着用を義務とするべきではないとしています。「5歳以下は不要」ということですね。
そして6歳~11歳は、地域での感染状況や地域社会の環境、子どもの能力と大人による適切な監督の有無、学習や心理社会的発達への影響などなどを考慮して、慎重な判断が必要としています。
12歳以上でようやく「成人と同様のガイドラインに従うべき」となります。

実は私たちも「子どもが通う園から、マスク着用を迫られ困惑している」という相談を受けたことがあります。
これは園側がどうこうという話以前に、政府が科学的根拠を基にした判断基準をきちんと示して指導すればよいのです。
ワクチンもそうでしたが、政府はいつもこういうことは基本的に現場任せですね。
「あとはよろしく!」という感じで。
結果、親も保育関係者も戸惑い、社会の雰囲気に流された判断の結果、子どもに健康被害が及ぶ危険性に目をつぶることに・・・と言ったら言い過ぎでしょうか。

日本小児科医会は
「科学的根拠のない不安に駆られて、子どもたちへ向けられる大人のまなざしが温かさを失ってしまうことが、今の日本の子どもたちにとって何より恐ろしい事態だと懸念しています」
と警鐘を鳴らしています。

本当は、一番警鐘を鳴らしてやりたい「大人」って、政府じゃなかしらね。


最新の画像もっと見る