地域福祉の研修会

帝京平成大学・千葉キャンパス


昨日はここで辰巳台地区の地域福祉関係者が一堂に会しての研修会。
お昼を挟んで丸一日びっしりのスケジュールです。

でも、とても興味深い内容ばかりだったので、時間が経つのはあっという間だったんですよ。
写真は、午前の部で講演された、中核地域生活支援センター「いちはら福祉ネット」所長・大戸優子さん。

相談事業を通じて見えてくる地域の課題を伺いました。

「中核地域生活支援センター」といっても、知らない方がほとんどかもしれません。
千葉県独自の事業（つまり、ほかの都道府県に先駆けて行っている事業）で、県内に１３か所あります。
２４時間３６５日、高齢者も障害者もシングルマザーも生活困窮者も、どんな人の相談にも応じてくれます。年間の件数は延べ役６０００件にのぼります。
相談だけでなく、アウトリーチ（相談者のもとへ出向く）もしていますし、必要に応じて支援の体制が整うまでの間に買い物や調理の援助なんてことも行います。これは本当に心強いセーフティーネットですよね。
でも驚くなかれ、いちはら福祉ネットでは、これだけの取り組みを実質たった３名の職員で対応しているというのです。しかも予算は２０００万(^_^;)。
これで２８万人都市をカバー・・・。ウ～ンと腕組みをしてしまいます。

この日の研修会は、１２０名もの参加がありました。

辰巳台ではこの研修会の取り組みをもう２７年も続けています。本当に頭が下がります。

そうそう、最後にいちはら福祉ネットからのお知らせを。
【フードバンクちば　より、「ご家庭に眠っている食品を大募集！」】

フードバンクとは、
品質には問題がないにもかかわらず廃棄されてしまう食品・食材を企業や個人等から引き取り、福祉施設・団体等や生活困窮者へ無償で提供する活動です。
受け付けは２月２７日まで。いちはら福祉ネットまで。