市原市議会議員 小沢美佳です

市政や議会の報告、日々の活動や想いを綴ります。
一番身近な地方政治の面白さが、皆さんに伝わりますように・・・

民間事業者の地域貢献

2015-02-13 | 日々のあれこれ
一例目
先週、薬剤師会の新年会がありました。
今ごろ新年会?と思われるでしょうが、薬剤師会は毎年この時期に行うのが恒例なのです。

新年会には、薬剤師会だけでなく、薬業会(医薬品などの卸業者)の皆さんも参加されます。
卸業者さんは、医療業界の中では隠れたキーマンと言ってよいでしょう。
医薬品流通が果たす社会的役割の重要性が改めて認識されたのは、東日本大震災です。
いくら医者や看護師が揃っていても、医薬品が届かなければ手の出しようがありませんものね。無論、私たち薬剤師にとっても同様です。

その卸業者で指折りの大手・スズケンさんから伺った話ですが、
一昨年、印西市にある自社の物流センターの敷地内に、救急医療用ヘリコプター(ドクターヘリ)用のヘリポートを6機分設置したのだそうです。
主に大規模災害時、一度に多くのドクターヘリが必要になった時に利用されます。
こうした取り組みは、企業ではスズケンさんが初めてなのだそうです。

近年、企業のCSR(社会的責任、社会貢献)が注目されています。
終身雇用制度がガッチリ組み込まれていた時代は、会社が従業員やその家族もひっくるめて面倒を見ることで社会的責任を果たしてきたという側面がありましたが、それが崩壊しかかっている今、社会や地域全体に対する貢献という形にシフトすることが求められているのかな、と感じています。

二例目
先月、市原市が今年度の「いちはらスマイルカンパニー」を発表しました。
これは、障がい者雇用に積極的に取り組んでいる小規模の事業所を表彰する制度で、県内市町村では初めての取り組みです。
私はちょうど2年前の議会で、市内の中小規模企業が障害者を積極的に雇用するよう、インセンティブを持たせるような独自策がほしいと訴えました。今回このような取り組みが始まって、本当に良かったと思っています。
第1回目の受賞者は、川西造園土木株式会社さん。従業員13名のうち、2名が障害者です。
一人ひとりに合わせた勤務時間や勤務内容を工夫し、障害者が働きやすい環境づくりに熱心に取り組んでいるそうです。

三例目
今日は、ある地域の有志で、医療と福祉に関する新しいネットワーク作りの作戦会議を開いたのですが、
そこで話題になったのが、「いちはら高齢者見守りネットワーク事業」。
市が新聞、郵便、コンビニなどの民間業者と協定を結び、宅配などの際に、新聞や郵便物が何日分もたまっているとか、おばあちゃんの様子がおかしいなど、なにか異変に気づいたら連絡してもらうシステムです。
超高齢化社会を背景に、近年あちらこちらの自治体で急速に広がっています。

「やっぱりこれからの地域の課題解決の鍵は、民間業者だね」
と、一同再確認したところです(^.^)。


最後に、
前回のブログで好評につき(?)、ピースとハイライトのパフォーマンス写真をもう一枚。
(写真と本文は関係ありません(笑)。)

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