市原市議会議員 小沢美佳です

市政や議会の報告、日々の活動や想いを綴ります。
一番身近な地方政治の面白さが、皆さんに伝わりますように・・・

自然災害から命を守には

2014-08-22 | 防災
広島市の土砂災害、死者・行方不明者合わせて90名にも上る被害は、過去最大なのだそうですね。生存率がガクンと下がる「72時間の壁」が迫る一方、捜索は思うように進んでいないようで、何とももどかしい限りです。
今回のような集中豪雨はどこにでも起こり得るし、昔に比べ発生回数も確実に多くなっているそうです。広島市の災害を他人事とせず、改めて自分たちの足元から点検しなければと思います。

市原市内には、土砂災害警戒区域が約900か所あるとされています。
そのうち、現在までに法律に基づく県の指定が済んでいる場所は、まだ約230か所
市は、指定された区域ごとにその地区の住民や消防団の皆さんなどと懇談会を開き、避難場所や避難経路などを話し合ったうえで土砂災害ハザードマップを作成しています。マップは地区の住民に配布、あるいはHPにもアップされています。
例えば、海保地区のマップはこんな感じです ⇒ 市原市海保地区土砂災害ハザードマップ
危ない建物がどれなのかがリアルにわかりますし、避難経路もハッキリと示されているので、自宅周辺のマップがある方は確認しておくとよいと思います。

ただし、まだごく一部しかマップ化されていないんですよね。県の指定もなかなか進んでいません。調査に手間がかかることもあるでしょうし、住民との話し合いの中で指定に反対する声もあったりと、なかなか大変なようです。
1年間に平均50カ所ずつ整備されているという事ですから、このペースでいけば予定の900か所すべてがマップに落とされるのは、あと15年くらい先(!)でしょうか・・・。
広島県も指定済みの割合はまだ22%という事ですから、どこも事情は同じなのかもしれません。

避難勧告も、広島市の場合出すのが遅かったのではと言われていますが、今回のように局地的な災害は市内全域に出すわけにもいかないし、地域を特定するのも技術的に簡単ではないそうで、これまた難しい問題です。

結局、土砂災害で命を落とさないためには、ハザードマップや警戒情報などに頼りすぎず、普段から危険度を予測しておいて、いざと言う時は指示待ちではなく自ら素早く行動するという事に尽きると思います。マップがあろうがなかろうが、自分の家が危なそうかどうかぐらい想定はできますよね。
今回の災害でも、助かった方の話で、周りの景色や音、匂いといった五感を働かせ、警報を待たずに逃げたという報道がありました。
自然災害から自分の命を守るのは、役所でも隣の人でもなく、自分自身。
このことを肝に銘じましょう。

写真は、先日里帰りした際に出席した高校のクラス会にて。
担任のМ先生と、卒業以来の感激の再会を果たしました。

高校時代、消極的で全然目立たなかったんですよ、私(今でも本質は変わってません)。
それでもちゃんと覚えていてくださって、「大事な役目なんだから、しっかり頑張りなさいね」と励ましていただいて、もう胸がいっぱいになってしまいました。
М先生、いつまでもお元気で!

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