命を大切にする講演会、
「自殺のない『生き心地のよい社会』へ」。
岡村市議と参加してきました。
主催は
NPO法人「こころの相談室・いちはら」、市民生委員・]児童委員協議会、市社会福祉協議会。
講師は清水康之さんです。
清水さんは、2004年までNHKで報道ディレクターをしていました。
「クローズアップ現代」という番組で自死遺児の取材をしたことがきっかけで、
自身が自殺対策のつなぎ役となって活動しようと、NPO法人「自殺対策支援センター ライフリンク」を設立しました。
自殺は個人の問題ではなく、社会環境によって引き起こされるものです。
自殺に至るまでには、例えば
失業や事業不振→生活苦→多重債務→うつ病
というように、いくつかの経過をたどる場合がほとんどなので、
それぞれの問題に柔軟に対応できるよう、
あらゆる支援をパッケージ化し、窓口を一か所にすることが重要だというお話でした。
例えば、ハローワーク。
失業者が訪れるこの場所に多重債務者支援のポスターやリーフレットを置き、
必要に応じて専門家を紹介したり、法律相談を開いたりするという方法は、とても有効です。
実際に清水さんもハローワークに常駐し相談を受け、自殺を未然に防いだことが何回かあったそうです。
市原市では、一昨年前から市原派遣村という雇用・生活支援の活動が何回か開かれています。
岡村さんは実行委員として第一回目から参加してきました。
私も以前参加したことがあるのですが(実際は何もできず、ただ見守ることしかできなかったのですが)、
派遣村では、相談に来られた方に対し、
議員や弁護士、地区労の役員などがそれぞれの立場で総合的にきめ細かく支援にあたっていました。
この派遣村の活動も、自殺対策のワンストップサービスのひとつといえるでしょう。
毎年自殺者が3万人を超える、自殺大国・日本。
なんと、交通事故死者の6~7倍です。
40代~60代の男性が全体の4割を占めているのが、日本の特徴だそうです。
震災の影響で、この数字がさらに増加することが危惧されます。
清水さんは講演の最初に、ご自身で撮影された今年の東京マラソンのスタート映像を流して下さいました。
この参加者の人数が、ほぼ一年間の自殺者数にあたります。
数字にしてしまうとあまりピンと来ないのですが、視覚で見せられて初めて、その数の多さに愕然としてしまいました。
そのあたりの見せ方が、さすが映像の仕事に携わってこられた方だな、と感心しました。
この映像は清水さん撮影のものではありませんが、なるべくそれに近いものを貼りました。
皆さんもぜひ実感してください。
TOKYO MARATHON 2011
「自殺のない『生き心地のよい社会』へ」。
岡村市議と参加してきました。
主催は
NPO法人「こころの相談室・いちはら」、市民生委員・]児童委員協議会、市社会福祉協議会。
講師は清水康之さんです。
清水さんは、2004年までNHKで報道ディレクターをしていました。
「クローズアップ現代」という番組で自死遺児の取材をしたことがきっかけで、
自身が自殺対策のつなぎ役となって活動しようと、NPO法人「自殺対策支援センター ライフリンク」を設立しました。
自殺は個人の問題ではなく、社会環境によって引き起こされるものです。
自殺に至るまでには、例えば
失業や事業不振→生活苦→多重債務→うつ病
というように、いくつかの経過をたどる場合がほとんどなので、
それぞれの問題に柔軟に対応できるよう、
あらゆる支援をパッケージ化し、窓口を一か所にすることが重要だというお話でした。
例えば、ハローワーク。
失業者が訪れるこの場所に多重債務者支援のポスターやリーフレットを置き、
必要に応じて専門家を紹介したり、法律相談を開いたりするという方法は、とても有効です。
実際に清水さんもハローワークに常駐し相談を受け、自殺を未然に防いだことが何回かあったそうです。
市原市では、一昨年前から市原派遣村という雇用・生活支援の活動が何回か開かれています。
岡村さんは実行委員として第一回目から参加してきました。
私も以前参加したことがあるのですが(実際は何もできず、ただ見守ることしかできなかったのですが)、
派遣村では、相談に来られた方に対し、
議員や弁護士、地区労の役員などがそれぞれの立場で総合的にきめ細かく支援にあたっていました。
この派遣村の活動も、自殺対策のワンストップサービスのひとつといえるでしょう。
毎年自殺者が3万人を超える、自殺大国・日本。
なんと、交通事故死者の6~7倍です。
40代~60代の男性が全体の4割を占めているのが、日本の特徴だそうです。
震災の影響で、この数字がさらに増加することが危惧されます。
清水さんは講演の最初に、ご自身で撮影された今年の東京マラソンのスタート映像を流して下さいました。
この参加者の人数が、ほぼ一年間の自殺者数にあたります。
数字にしてしまうとあまりピンと来ないのですが、視覚で見せられて初めて、その数の多さに愕然としてしまいました。
そのあたりの見せ方が、さすが映像の仕事に携わってこられた方だな、と感心しました。
この映像は清水さん撮影のものではありませんが、なるべくそれに近いものを貼りました。
皆さんもぜひ実感してください。
TOKYO MARATHON 2011