精神だけでは生き辛いから、生き甲斐となる肉体を満たすことや感情を満たすことに拘り執着するのです。

東西南北の老若男女の誰もが公平に実践できる真理…欲張らない実践が一般受けしないのも大方の人の精神が未熟だからです。

だから欲張らなければ精神的に安定して人間的には得するのに、それを金銭物質的に捉えるから、如何にも損をしているイメージが強くなるのです。

確かに精神だけでは生きていけません。
となれば当然ながら生き甲斐となる肉体を満たすことや感情を満たすことに拘り執着するのも当然です。

ところがそうなれば不満と欲と矛盾に満ちた中で生きていくことになるのですが、それも此れまで当然が如くに思っていたのですから無理もありません。

然るに此れまで精神世界を疎かにしてきたことであまり不便が無かったのですから当然かもしれません。

ちなみに常識や伝統風習や冠婚葬祭や道徳程度で十分だったのです。

また見えない精神世界のことよりも文化文明のように見える結果の世界の方を重要視するのも当たり前かもしれません。

また困った時の神頼みや幸せの青い鳥探しや自分の信念を貫くことができる精神世界などに関心を示しても…欲張らないで小さく生きることに無関心となるのも当然なことでしょう。

また精神世界さえも立身出世の欲絡みがあったり、何かと飯のタネになるのもあり、結果的に人集め金集めしたものが得する仕組みになっています。

また不満と欲と矛盾に満ちているから…神懸かり奇跡の超能力や霊力や念力でもって人集め金集めができるし、
不確かな見えない世界を自己流で説いたり、また摩訶不思議な出来事を如何にも解明したが如くにして、それら書籍を出版したり講演会を開催して世間に目だったり金儲けにもなります。

また奇跡の水とか摩訶不思議なエネルギーが出ている鉱石とか何某の効果が出ることがあるグッズとかで人集め金集めも可能となっています。

ちなみにそれも欲絡みだから・期待願望があるから・結果を求めるから…何でもアリ…となるのです。

ところが欲が無ければ…何が無くても…今あるもので何とか生きていくことができるのです。

然るに原因となる心精神意識よりも結果が出ることに拘り執着しているその精神の未熟さと、またその罪作りが加算されても当然なことにもなるのです。

そこで…自力自信の精神力を高めることで…何かと他力に依存することや人を巻き込んでの迷惑になることをしないままに…
己の持つ確かな自力自信で何とか＝普通＝に生きていくことができればそれで十分なのです。