ふくろたか

札幌と福岡に思いを馳せるジム一家の東京暮らし

J1戦力分析/その13・広島

2012年02月19日 | サッカー

戦力紹介の13回目は、高柳&前田の古巣。昨季のU18の仇をトップが討てるか。

【広島/5月26日14時・厚別】

監督:森保一(新任)

主なOUT

GK中林(岡山)

DF盛田(甲府)

MFムジリ(FCゼスタポニ)トミッチ(愛媛)高柳(札幌)服部(岡山)

FW李(サザンプトン)

主なIN:DF千葉(新潟)FW石原(大宮)平繁(東京Vフ)

主な新人:GK増田(流経大)DF黄(大邱大)MF李(江陵中央高)

昨季15得点の李の穴をどのように埋めるか、ぽいち新監督の悩みどころだろう。

とはいえ、札幌戦に関しては、石原の存在が気にかかる。

湘南時代にやたら札幌から得点を挙げていた記憶が・・・

個人的には「服部がいない広島」という現実が、いまだに想像できず困っている。


【新戦力紹介・第13弾/FW榊翔太・札幌U18から昇格】

93年8月3日生 163センチ/57キロ

十勝・清水町が生んだ「大空と大地のゴールハンター」

昨季のプレミアでは、9得点を挙げてランク4位。

天皇杯・水戸戦でも裏への速さを発揮して、「これぞ榊翔太」というゴールを決めた。

体格のハンデを感じさせない速さと運動量を備えた

札幌サポ好みの「ワンワン・サッカー」の体現者である。

また、FWのみならず、サイドMFやSBもこなせる器用さも持つ。

つーか、U18代表では、むしろサイド起用が主になっているような。

FW登録が多い今季の札幌でも、屈強な相手DFと対峙するトップ目よりも

前を向けるサイドで勝負した方が試合出場への近道かもしれない。 

  • フェブラリーS予想

現在の「ダート最強馬」トランセンドが強いことは重々に承知している。

しかし、過去多くの名馬をもってしても、このレースは連覇の前例がない。

8枠15番のスタートでは、名手・藤田でも、すんなりハナに立てるか微妙だし。

相手にはシルクフォーチュン ワンダーアキュート テスタマッタの3頭に、

武豊に乗り替わったエスポワールシチーを加える。先週の京都記念の好騎乗を見て、

「GⅠ連続制覇が途切れた翌年に一発目のGⅠ奪取」という展開もあるかなと。

もう1頭、気にかかるのが、平安Sを制したヒラボクキングの出走回避で

「代役」が回ってきた格好になった同厩舎のヒラボクワイルド

こーいう運に恵まれた馬は軽視できない。1着は厳しいにせよ、ワイドで買えば面白げ。

15番を2着の軸に馬単3、9、10、16の4通りに千円ずつ

そして、上記の5頭と5番のワイド5通りに200円ずつの計5千円で勝負する。


J1戦力分析/その12・鹿島

2012年02月18日 | サッカー

戦力紹介の第12弾は、GWから始まるアウエー関東4連戦(ナビスコ含む)の締め。

08年開幕戦で大敗した雪辱を果たせるかどうか。

【鹿島/5月19日17時・カシマ】

監督:ジョルジーニョ(新任)

主なOUT

GK杉山(札幌)

DF當間(栃木)宮崎(磐田レ)

MFフェリペ・ガブリエル(退団)野沢(神戸)小谷野(新潟)

FW田代(神戸)タルタ(退団)イゴール(退団)

主なIN:GK川俣(仙台フ)FWジュニーニョ(川崎)岡本(福岡)佐々木(湘南フ)

主な新人

DF鈴木(鹿島ユ)伊東(静岡学園高)

MF山村(流経大)宮内(鹿島ユ)

FW中川(鹿島ユ)

野沢や田代といった計算できる選手が去った一方で、峠を過ぎたジュニーニョが加入。

移籍動向のみを見ると、今季は戦力ダウンに見える。

しかし、柴崎や山村といった若い世代を主力にシフトする好機でもあるだろう。

むろん、その世代には大伍も含まれる

新監督の手腕は未知数だが、

鹿島におけるカリスマ性は、名古屋におけるピクシーのそれと遜色はあるまい。

今季はACL出場による過密日程がないこともプラス。大崩れはしないと考える。


【新戦力紹介・第12回/MF荒野拓馬・札幌U18から昇格】

93年4月20日生 176センチ/60キロ

10年シーズンに札幌で最年少となる17歳187日で、トップの試合にデビュー。

昨季もトップの練習に帯同し、公式戦3戦(天皇杯含む)に出場した。

昨季のU18では当初はボランチを務めていたが、深井や堀米の成長に伴って

後半戦では前目のポジションに入ることも多かった。

真ん中にせよ、サイドにせよ、札幌の中盤は激戦区。自身の武器を早くアピールしてほしい。

まずは線の細さの克服か。お母さん孝行ができる強い選手を目指してほしい。


J1戦力分析/その11・FC東京

2012年02月17日 | サッカー

戦力紹介第11弾は、昨季最終戦から5カ月ぶりの再戦。

あの試合と同じ熱気に札幌Dが包まれていれば、J1に残る芽も出てこよう。

【FC東京/5月12日13時・札幌D】

監督:ランコ・ポポビッチ(新任)

主なOUT

DF今野(G大阪)ジェイド・ノース(札幌)柳楽(鳥取)阿部(横浜Fレ)

MF永里(甲府フ)上里(レ終了→徳島レ)

FW高松(大分フ)坂田(福岡)鈴木(徳島)

主なIN

DF加賀(磐田)太田(清水)

MF長谷川アーリア(横浜M)河野(東京V)大竹(C大阪フ)幸野(大分フ)

FW渡辺(横浜M)重松(福岡フ)

主な新人:DF丸山(明大)張(延世大)MF橋本(F東京ユ)FW林(中大)

昨季はJ2の他クラブが「何もそこまで」とあきれかえった大量補強を敢行。

J2初制覇という結果こそ残したが、バイキング料理店だったら、

あまりの食べ残しの多さに追加料金が発生したと思われるシーズンだった。

このオフはその「食べ残しの戦力」を整理しつつ、ガンバに去った今ちゃんの穴埋めや

ACL出場を見据えた選手層の維持、弱点へのピンポイント補強に努めた感がある。

特に加賀・太田のDF2人の獲得に成功したのは大きいだろう。

逆に言えば、北斗あたりは今季は正念場かもしれない

これで米本の完全復活が成れば、昨季の柏に続く「昇格即J1制覇」を達成

・・・できるかどうかはともかく、かなり上位には食い込めるとみる。


【新戦力紹介・第11回/DF前貴之・札幌U18から昇格】

93年9月16日生 172センチ/62キロ

前回紹介した小山内と同じく、スクール生からU12→U15→U18と札幌ひとすじ。

昨季のU18では主に左SBとボランチをこなし、その両足から精度の高いキックを見せた。

特に、クラブユース選手権・準々決勝の名古屋戦の終了間際に見せた意地の直接FKと、

プレミア最終戦のFC東京戦で中原の決勝ヘッドをアシストしたFKの印象が強い。

体力面を強化できれば、ポリバレントで重宝な選手に成長するはずだ。


J1戦力分析/その10・横浜M

2012年02月16日 | サッカー

本題に入る前に、マイク・ベルナルドに菊。

「K1四天王」もこれで半数が鬼籍に入った。自殺とも報じられた死因が気にかかる。

気にかかると言えば、チェ・ドゥホの消息も心配だなあ。

さて戦力紹介の10回目はGWを締める一戦。ハマの散歩も楽しむべし。

【横浜M/5月6日13時・日産】

監督:樋口靖洋(新任)

主なOUT

GK秋元(愛媛)

DF波戸(引退)藤田(柏)金(鳥栖レ)武田(千葉レ)

MF長谷川アーリア(F東京)水沼(鳥栖レ)

FW渡辺(F東京)端戸(北九州レ)

主なIN

GK六反(福岡)

DF富澤(東京V)

MF中町(福岡)

FWマルキーニョス(アトレチコ・ミネイロ)斎藤(愛媛フ)

主な新人:GK鈴木(横浜Mユ)DF比嘉(流経大)MF熊谷アンドリュー(横浜Mユ)

今季の横浜Mには正直、どうにも好感が持てない。

おそらくJ2ナメているとしか思えなかった監督交代劇が遠因と考える。

新しい監督も山形・大宮・横浜FCでロクな結果を残さなかった人だし。

戦力面もダウンの感が否めない<小野とエヒメッシの成長度に賭けるのは危うい

「中村俊輔が宮崎キャンプに合流せず」といった暗い話題も聞こえてきたし・・・

それにしても、マルキーニョスはよく日本に帰ってきたな。

地震&津波に関しては現在、むしろハマの方が危険度が高いと思うが。


【新戦力紹介・第10回/DF小山内貴哉・札幌U18から昇格】

93年6月15日生 176センチ/67キロ

2人目のルーキーは、スクール生からU12→U15→U18と

札幌ひとすじの右SB。昨季のプレミアでは、その突破に何度もワクワクした。

実際に近くで見ると、数字上の体格よりも、たくましくガッシリとして見える。

首や足の太さがそんな印象を与えるのだろうが、体幹の強さが感じられて頼もしい。

プレミア終盤の浦和戦や、グアムでのTM仁川戦でPKを献上したあたり、

対人守備には課題がまだまだ多そうだ。ノブリンの下でみっちり鍛えてほしい。


J1戦力分析/その9・C大阪

2012年02月15日 | サッカー

戦力紹介の再開一発目は、今季の厚別開幕戦の相手になるこのクラブ。

繰り返しになるが、ワタシが望むのは札幌D&厚別のハムW撃破である。

【C大阪/5月3日14時・厚別】

監督:セルジオ・ソアレス(新任)

主なOUT

GK阿部(徳島フ)

DF上本(仙台)尾亦(福岡)高橋(熊本)夛田(大分レ)

MFマルチネス(退団)ファビオ・ロペス(退団)中後(東京V)

倉田(G大阪フ)大竹(F東京フ)野口(大分レ)

FW小松(川崎)

主なIN

DF児玉(清水)山下(札幌)

MFブランキーニョ(アトレチコ・パラナエンセ)柿谷(徳島フ)

横山(川崎)舩津(富山レ)

FWケンペス(ポルトゲーザ)

主な新人

DF金(光云大→大分レ)

MF吉野(国士舘大)井上(阪南大)後藤(市立西宮高)

監督をはじめ、かなりの人材を入れ替えた。

山下や柿谷が出戻りした一方で、上本やマルチネスといった

センターラインの人材が流失して、戦力が上積みできたかは

新監督の手腕も含めて未知数と言える。

未知数と言えば、故障や海外移籍といった清武の現況も気にかかる。

ところで、ボギョンで味をしめたのか、大分への「放流」が目立つねえ。


【新戦力紹介・第9回/DF奈良竜樹・札幌U18から昇格】 

93年9月19日生 180センチ/70キロ

本日からはU18から昇格したルーキー・クインテットを紹介する。

・・・と言っても、1人目のカレは、ルーキー離れした対人守備を見せるCB。

二種登録だった昨季は、トップで終盤7試合に出場してJ1昇格に、

U18でプレミア東の初代王座ゲットに貢献した。

内面の不安・緊張を表に出さないポーカー・フェイスは立派な武器。

U18代表遠征中に定位置を奪われた櫛引が、今季のキックオフ・パーティで

「奈良さんに負けないように頑張る」

とサポに宣言したのは、決してウケ狙いではなく、切実な思いだろう。

今季は札幌のCBを、U19代表の座を、2人で高いレベルで争ってほしい。 

・・・ところで、「北見出身」ということは現在、現役で最北のJリーガーかな?