魚沼WEBニュース

新潟県魚沼市や周辺市のニュース・情報をお届けします!週刊「魚沼WEBニュース」 ★★ 提携 「小出郷新聞社 」

新庁舎の設計者を決定

2016-04-05 | ’16 魚沼市のニュース

27日の第2次審査で選定委員会

魚沼市では、北部公民館近くに建設する魚沼市役所新庁舎の設計者に石本建築事務所・千葉学建築計画事務所設計共同体(東京都)を選定したことを3月28日に発表した。
 魚沼市では、新庁舎建設設計公募型プロポーザルの第1次審査を3月3日に行い応募した16者の中から5者を選定、27日には第2次審査としてプレゼンテーション、ヒアリングを公開で行った。
 堀之内公民館で行われた第2次審査には約100人の来場者があり、明治大学理工学部建築学科教授の小林正美氏を委員長とした5人による新庁舎建設設計業務委託選定委員会に5者からプレゼンテーションがあり、選定委員からは「市民活動スペースの冬期間や夜間利用への配慮」や「周辺施設との連携」、「敷地の高低差、周辺住宅への配慮」などについての質疑が行われた。
 選定委員会の2次審査の結果を受けて、28日に新庁舎の基本設計、実施設計を行う設計者を発表したもの。
 設計者に選ばれた共同体の提案は、市内6つのコミュニティの統合を象徴するかたちとして、6つの建物を組み合わせたスタイル。屋根の堆雪状況に影響を受けず安定した耐震性能を確保できる制震構造を採用している。
 1階に市民ホール、2階に協働スペースを配し、6つのブロックを結ぶ中央のゾーンはフレキシブルな執務スペースとなり、大小様々なブロックは多様なニーズに対応。張り出すブロックの軒下には駐車場や集会、イベントなどに活用できる「雁木テラス」を設け、雪冷房や太陽光発電も採用している。
 この日の会見で審査委員長の小林氏は「周囲の街並みのスケールにあった小さな箱の集積の形で周りとの関係に配慮している。箱の配置はこれから市民ワークショップで詰めていくことができフレキシブルである。市民センターを子育て支援センター側に設けており市民活動ができる配置となっている」など選定され設計者の提案を評価した。
 同市では今後、この提案を基に市民とのワークショップなどを行い平成29年度末までに実施設計を完了し、31年度中の完成を目指す。

水の郷団地にブルボン進出

2016-04-05 | ’16 魚沼市のニュース

魚沼市と工場立地基本協定結ぶ


魚沼市十日町地内の「水の郷工業団地」に柏崎市に本社を置く大手製菓会社、株式会社ブルボン(吉田康社長)が新たに進出することになり、3月30日には魚沼市と同社の間で「工場立地に関する基本協定」が締結された。
 株式会社ブルボンは(本社・柏崎市駅前)は大正13年創業の大手菓子メーカー。柏崎市、上越市、長岡市、新潟市など県内8カ所に工場を有しチョコレート、ビスケット、スナックをはじめ多彩な商品を製造販売しており、グループ企業を合わせた従業員数は約4900人。
 魚沼地域への工場進出は初めてで、水の郷工業団地内に約6万平方㍍の用地を取得し、菓子の製造工場とチョコレートの原料となるカカオ豆などを貯蔵する雪室倉庫の建設を計画している。
 協定書調印式では、魚沼市の大平悦子市長と吉田社長が協定書に調印した。
 大平市長は「魚沼市では市の重要な政策課題として企業誘致を長年進めてきました。本日、株式会社ブルボン様から決定をいただき、今日の日を迎えたことを本当にうれしく思っています。県内トップ企業の進出は魚沼市のさらなる発展につながるものと期待しています。この地域の雪という資源を活かしていただくことで、全国からも注目されると考えています。これから長いお付き合いをお願いします」とあいさつし、吉田社長は「私どもとしては今後、県内で一番首都圏に近い工場という位置づけになります。すでに進出している食品企業も複数あり、食品企業として団地をつくることも初めてになります。工場の稼働の時期は検討中ですが、出来るだけ早く工場を建設して稼働させたい。魚沼基幹病院も出来ましたので、工場の生産だけではなくて、研究開発も、その一部を将来は持って来たい。また、雪を積極的に活用した新しい食品開発も積極的に行いたい」と述べた。
 その後の記者会見で吉田社長は、進出は事業拡大の準備とし、雪室の活用について「データによると品質でも良い影響を与えるので、カカオ豆を雪の中で寝かせたり、色々なことにトライしたい」と話し、雇用については「年数はかかるが400人規模の工場を目指したい」としていた。

夏の雪まつりに向けシートかけ作業

2016-04-05 | ’16 魚沼市のニュース
巨大な雪の山出現



7月に開催される「うおぬま夏の雪まつり」に向けた雪山のシートかけ作業が3月24日、魚沼市大湯温泉の奥只見レクリーション都市公園大湯地域で行われた。
 夏の雪まつりは、冬に積もった雪を大量に積み上げ、特殊シートで覆って夏まで保存して、夏に冷たい雪の感触を楽しんでもらうイベント。一昨年まで銀山平で開催されてきたが、昨年からより多くの人たちから足を運んでもらえるよう、利便性の良い大湯温泉を主会場に開催されている。
 公園内にある交流センター「ユピオ」の脇には、屋根から落ちた雪や駐車場の雪を集めて、幅約25㍍、奥行き約30㍍、高さ約11㍍の巨大な雪山が造られた。
 この日は観光関係者らによる夏の雪まつり実行委員会のメンバーと建設業者ら35人が雪山に保存用のシートかける作業を行った。
 シートを高い雪山に吊り上げるクレーンやシートを運搬するタイヤショベルを使って作業は行われた。
 ネットと特殊シートを二重、三重に重ねてかけていく作業は、なかなかの大仕事で、斜面から滑り落ちないように足元に注意しながら進められた。
クレーンでシートが雪山に吊り上げられると、作業にあたった人たちは手際よく広げていき、シートがかけ終ると風でシートが飛ばされないようブロックでしっかりと押さえていった。
今年は記録的な少雪となったため、集められた雪は昨年より少なくなっているが、実行委員会ではまつりの開催には支障ないと期待しており、今年のまつりではソリ遊びだけでない新しい雪遊びも検討していくことにしている。

ホリカフーズが魚沼市と協定結ぶ

2016-04-05 | ’16 魚沼市のニュース
水の郷団地に工場用地取得


魚沼市堀之内の食品製造メーカー、ホリカフーズ株式会社(川井義博社長)が、同市十日町の「水の郷工業団地」に新たに工場用地を取得することになり、3月29日には工場立地に関する基本協定書の調印式が市役所小出庁舎で行なわれた。
 同社では、平成23年に水の郷工業団地に10000平方㍍の土地を取得、新工場を建設し、「低タンパク食品」や「介護食」等の無菌充填製品を製造しているが、新たに同団地に10000平方㍍の工場用地を求めることになった。
 調印を終えた大平悦子市長は「将来を見据えての用地取得であり、魚沼市にとっても地元の企業が発展することはうれしいこと。水の郷工業団地は水質、交通アクセスに優れ企業進出には有利な点が多く、その点を評価いただいての用地取得と思っています」とあいさつし、川井社長は「水の郷工業団地は豊富な地下水があり企業立地に適していると進出した。今回、改めて将来を見据えて用地を取得することになり協定を結ぶことになりました。現在水の郷の工場で行っているヘルスケア事業部門のさらなる開発、販売のため将来的に用地が必要になると考えての取得です。引き続き雇用も含めて、地域の会社として貢献できるよう取り組んでいきたい」と述べた。

定住自立圏形成協定を締結

2016-04-05 | ’16 魚沼市のニュース

南魚沼市と魚沼市、湯沢町


南魚沼市、魚沼市、湯沢町による魚沼地域定住自立圏形成協定の調印式が3月25日、湯沢町役場で行われた。
 「定住自立圏構想」は、人口5万人程度以上で昼間人口の多い「中心市」と、生活・経済面で関わりの深い「近隣市町村」で形成する圏域において相互に連携・協力し、圏域全体で生活に必要な機能を確保することで、地方圏から三大都市圏への人口流出を食い止め、地方圏への人口定住の促進、安心して暮らせる地域社会の形成を目的とした広域行政の制度。
 魚沼市、南魚沼市、湯沢町では昨年9月に南魚沼市が「中心市宣言」を行い、今年3月には3市町の定例議会で定住自立圏形成協定の締結に関する議案が可決されたことにより協定が結ばれることになった。
 調印式では、南魚沼市と魚沼市、南魚沼市と湯沢町がそれぞれ協定書に調印した。
 調印を終えた南魚沼市の井口一郎市長は「このことが魚沼圏域全体のこれからの活性化と発展に大きく寄与できるものと考えており感慨深い。魚沼市、湯沢町と持てる力をお互い出し合いながら、ある物は共有しながら、ある時は切磋琢磨しながら進んでいきたい」、魚沼市の大平悦子市長は「これからお互いに力を合わせて進めていく大切な事業と思っています。これからの市民の生活の向上、福祉の向上などを一緒に進めていきたい」、湯沢町の田村正幸町長は「南魚沼市、魚沼市、湯沢町とで互いに良いものを出し合い、足らざるを補い、力を結集して魚沼圏域全体の地域活性をしたい」とあいさつした。
 協定締結により3市町では今後、「定住自立圏共生ビジョン」を策定し、魚沼地域の定住自立圏の将来像や具体的な連携事業について検討を進めていく。