創立百周年を記念
銀山拓殖株式会社
魚沼市小出島の銀山拓殖株式会社(櫻井文壹社長)は創立百周年を記念して銀鉱採掘から入植・開拓、電源開発までの銀山平の歴史と人々の生活を綴った「銀山平今昔の人々」を発行した。
同書は、魚沼市四日町の郷土史研究家・磯部定治さんが地元紙に連載したものを元に編集されたもの。銀山拓殖株式会社では10年前に磯部さんの編著により社史「銀山平を拓いた人々」を発行しており、社史と重複する部分もある一方で、会社側の視点ではなく住民の立場からの見方で書かれた「今昔の人々」は、「拓いた人々」の姉妹編ともいえるもの。
江戸期の銀鉱採掘から、原生林に斧をふるい大地に鍬を打ち下ろし、大自然と闘った入植と開拓、豊富な水資源を活用した電源開発など、その昔秘境といわれた銀山平の移り変わりと、そこで暮らした人たちの生活ぶりなどが、つぶさに綴られている。A5判、全260ページ。