美しさ競う可憐な花
魚沼山野草の会(仲丸幸会長)では恒例となっている「雪割草展示即売会」を3月25日、魚沼市の小出郷福祉センターで開催、今年も県内外からの大勢の人たちが会場を訪れた。
今年の展示即売会には同会員が丹精込めて育てた雪割草約2000鉢が出品された。珍しい逸品の展示のほか、即売は他よりも低い価格設定で、毎年県内はもとより関東圏から訪れる人も多い。 午前9時の開場を待って会場を訪れた人たちは、丹念に並べられた花を見てまわり、手に持ったダンボール箱にお気に入りの花を入れて買い求めていた。また、希少品種の展示の前では花にじっと見入ったり、写真に収める人の姿も見られていた。
今年は大雪でビニールハウス内を温かくした影響から例年に比べて花が少し小ぶりということであったが、会場は色とりどりの花が並び一足早い春の雰囲気。会長の仲丸さんは、「近年は不景気の影響か、他の地域では展示会にやってくる人が少なくなっているようだが、今年も大勢の人たちから来てもらい嬉しい」と話していた。
展示即売会では例年通りチャリティコーナーも設けられ、収益が市内の福祉施設に寄付されることになっている。