作品解説と放談会開く
南魚沼市浦佐の池田記念美術館で、十日町市在住の彫刻家、藤巻秀正氏の個展が開かれており、16日には藤巻氏による作品解説と近隣の作家も参加した放談会が開かれた(写真)。
藤巻氏は中魚沼郡橘村(現十日町市)生まれ。多摩美術大学彫刻科卒業。2012年に二科会評議員に就任。県内外で多くのモニュメントを制作、東京などで個展、グループ展を開催している。
作品解説には多数の来館者があり、展示室いっぱいの人たちを前に藤巻氏は作品の制作課程や創作活動で苦労していること、作品の説明を分かりやすく話し、来館者は一つひとつ作品を観ながら解説に耳を傾けていた。
また、その後の放談会では「何のために個展を開くのか」などについて作家たちが語り、藤巻氏は「個展で作品を飾ると、そこに色々な方が訪れてくれ、出会いがあるので楽しい。そして個展は生き様。生き様をさらけ出すこと」と述べていた。
藤巻氏の80年代から現在までの作品約50点を展示した同展は6月24日まで開催されている。