魚沼市で講座始まる
消費者からの評価など魚沼市の現状を理解し、地域経済の活性化に活用する講座が6月26日から始まった。
この講座は魚沼市雇用創出推進協議会が開催するもので全4回開かれる。
「魚沼ブランドセミナー」と銘打った1回目は、ブランド総合研究所社長の田中章雄氏を講師に迎え、小出郷文化会館で講演会が開かれた。
ブランド総合研究所では、2006年から全国3万人による「地域ブランド調査」を実施しており、全国1047自治体の魅力や地域イメージ、地域資源評価などのブランド力を多角的に分析している。
「魚沼市の現状と消費者視点へのビジネス思考の転換」と題した講演で田中氏は、まず地域ブランド調査による魚沼市の認知度、魅力度、観光意欲などを紹介。魚沼市の認知度は全国127位で県内では新潟市に次いで2位であること、魚沼市の魅力度は全国121位で県内1位であること、魚沼市の観光意欲は全国199位で全国順位は認知度や魅力度より低く、県内では佐渡市、新潟市に次いで3位であることを報告し、観光意欲の調査で「機会があれば行ってみたい」と答えた人が35・8%あることから「いかに機会を作り出すかがポイント。きっかけを与えれば観光客は6倍になる」と指摘したほか、各地のブランド化の取り組みを紹介していた。
この講座では、今後7月24日、8月28日、9月25日にワークショップを行い、魚沼ブランド構築のためのプログラムを考えていく。