稲刈り体験始まる
東京・足立区の中学校が平成22年度から魚沼市で実施している自然教室の稲刈り体験が9月10日から始まった。この秋には9月28日までに15校が訪れ、稲刈り作業をはじめ様々な自然体験を行うことになっている。
足立区の自然教室は同区の中学校37校の生徒約5000人が魚沼市を訪れ、春は田植え、秋は稲刈りなどの体験を2泊3日の日程で行うもの。
今年の稲刈り体験第一陣として10日にやって来た足立区立花畑北中学校(吉田榮一校長)の1年生100人は折立地内の約12アールの田んぼで早速稲刈りに挑戦した。
この日は朝から青空が広がる稲刈り日和となり、田んぼに集った生徒たちは「刈った稲は3株くらいを一つにまとめて紐で束ねてください。こぼれた稲は拾って」など地元の農家の人たちから稲刈りのやり方を教わって田んぼへ。生徒たちは2人1組になって稲を刈る作業と、刈った稲を麻ヒモで束ねる作業を行って、初めての稲刈りに汗を流していた。
吉田校長は「当校はこの事業が始まる前からモデル校として魚沼を訪れている。地域の人たちと触れ合うことは体験と刺激になり、生徒たちにとって良い活動となっています」と話していた。