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重文・目黒邸の屋根葺き替え工事

2013-07-27 | インポート

石動社は建立当時の姿に

Img_1598魚沼市では、同市須原の国指定重要文化財「目黒邸」茅葺屋根の全面葺き替えを昨年度から3か年で進めており、今年度も先月下旬から工事が始まった。
 目黒邸の茅葺屋根は、これまで15年から20年に一度全面葺き替え工事が行われてきており、前回の全面葺き替えは平成7年3月から9年11月だった。その後の新潟県中越地震やこのところの豪雪により傷みが激しい状態となり15年での全面葺き替えとなった。
 目黒邸茅葺屋根の面積は807平方メートルで、このうち昨年度は51%にあたる、向って右側の北面と建物裏手の西面の葺き替えが行われた。
 2年目となる今年度は正面(南側)と西面(正面向って左側)と東面(同右側)を予定しているが、中門上の千鳥破風の部分は来年度に実施する予定。
 また、全体的に傷みが激しく修理が求められていた屋敷の内鎮守である石動社(いするぎしゃ)の解体修理も併せて実施されている。
Img_1233石動社は昨年度の解体調査の結果、後世に改変した経過が明らかになり、文化庁の許可を得て、これまでのコンクリート基礎から自然石礎石とすることや外の壁板を撤去すること、屋根を茅葺にすることの現状変更を行うことになった。この現状変更により守門地域最古の木造建造物である石動社は建立当初の享保14年(1729年)の姿に復元されることになる。工事は年内に復元まで完了する予定。
 なお、葺き替え工事中も目黒邸の公開は行われている。


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