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魚沼市まちづくり委員会が全体会

2011-03-06 | インポート

「横手焼そば」に学ぶ地域づくり

Img_5342魚沼市まちづくり委員会(平井正尚会長)の平成22年度第3回全体会が2月27日、魚沼市地域振興センターで開催された。
 今回の全体会は、B級グルメで地域おこしに取り組んだ秋田県横手市の事例をヒントに、魚沼市における食・魚沼ブランドと農業と観光を結びつけた新たな事業展開を考えようと開かれた。
 2009年のB1グランプリで金賞となった「横手やきそば」の横手市から、横手やきそば暖簾会の伊藤一男さんらを招き、全体会の前後には「横手やきそば」と、地元グルメの「開高めし」の試食も行われた。
 全体会には約100人が参加。まず、同委員会の4つの部会から活動報告があり、続いて「ご当地グルメで元気なまちを!」をテーマにパネルディスカッションが行われた。
 パネラーとして参加した横手やきそば暖簾会の伊藤さんは、戦後から親しみがあった焼そばで地域おこしに取り組むことにし、ホームページを立ち上げて始めたこと、テレビに取り上げられ全国から食べに来るようになると対応が悪いなどクレームが来るようになり、その対応として暖簾会を立ち上げたこと、富士宮市、太田市と連携する中で仲間が増えてB1グランプリの開催となったことなど、これまでの経緯が語られ、「グランプリとなった一昨年は決定後3日間、市内の店に行列ができた。B1グランプリはメジャーになってきている。私たちはたまたま、横手やきそばでまちづくりに取り組んだが、焼きそばは材料にすぎない。まず、魚沼市をどんな形で売っていこうかと考えたほうが良い」とアドバイスした。
 魚沼の地元グルメとして作家の開高健氏ゆかりの山菜チャーハン「開高めし」に力を入れている「ゆのたに茶々の会」会長の大桃久子さんは、開高めしの由来などを紹介「これから広めていき、横手焼そばのようにB1グランプリを目指したい」と意気込みを語った。
 魚沼市ものづくり振興協議会食品部会長の杵渕正夫さんは「魚沼は宣伝が下手。良いものを持ち寄って、前に出ようとする姿勢が不足している」と指摘した。
 伊藤さんからはこの後も、秋田に会う小麦の作付けに取り組んでいることなどが紹介され「常に話題性を提供して忘れられないようにすること、失敗してもいいからやってみよう、ダメならやめるという考えでやっている。飲食店が先になって自己の利益を追求するのではなく、全体がまとまってやっていくようにしている。ブームではなく、後の年代にちゃんと伝えていけるよう、初心を忘れないで、謙虚にやっていけばまだまだやれると思う」と語られていた。


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