県立近代美術館で開催
長岡市千秋の新潟県立近代美術館では、新潟現代美術家集団GUNの活動を通して新潟の前衛美術活動を紹介する「GUN・新潟に前衛(アバンギャルド)があった頃」を11月3日から開催する。
GUNは、中央の新しい美術の動向、全国に先駆けて生まれた長岡現代美術館の活動、地方で発生した様々な前衛美術運動が青年たちの心を燃え立たせ1967年に結成された。機関誌の発行、展覧会やシンポジウムの企画などを積極的に行い、特に70年に十日町市で行われた「雪のイメージを変えるイベント」は全国的に知られ、現在も再評価されているが、GUNは正式な解散宣言はないものの、75年を最後に組織的な活動を終えている。
同展では、GUN結成以前の、前衛美術に向けた気運の高まりを見せていく時代から、GUNの結成と収束、その後の時代までを、当時のオリジナル作品や再制作作品、資料を中心に紹介する。
会期は来年1月14日まで。月曜・年末年始休館。開館時間は9時から17時。観覧料は一般800円、大・高生600円、中学生以下無料。