3年間の思い出を胸に
県立小出高校の全日制第54回卒業式が3月5日に同校体育館で行われ、卒業生209人が3年間通った学び舎を巣立った。
卒業証書授与では、クラスごとに卒業生一人ひとりの名前が呼ばれると、クラスの代表が壇上に上がり山田豊校長から卒業証書が手渡された。
式辞に立った山田校長は「何事にも感謝の気持ちを忘れない。思いやりの心を忘れない。自己の可能性に挑戦しよう」と、はなむけの言葉を贈り、「若者に失敗と言う言葉は無い、いかなる経験も財産になります。意志のあるところに必ず道は拓けます」と卒業生を激励した。
皆川雄二県会議員、岡部清太郎同窓会・後援会長の祝辞に続いて、在校生代表から「3年間の高校生活で培った他人を思いやる優しさや助け合うことの大切さ、諦めずに立ち向かう強さを心の支えとし、仲間たちとの絆を大切に素晴らしい未来を切り拓いていってください」と送辞を贈ると、卒業生を代表して若井明里さんが「これから私たちはそれぞれの進路に向けて旅立ちます。不安もありますが同時に期待もあります。時には壁にぶつかり苦しい思いをし、挫けそうになるかもしれません。その時は小出高校での経験や思い出を胸に負けずに乗り越えられるよう努力します」と力強く答辞を述べた。