子どもたちが着付け習う
国の重要無形民俗文化財に指定されている盆踊り「大の阪」が8月14日から16日までの3日間、魚沼市堀之内の八幡宮で踊られるが、7日には地域の子どもたちを対象とした浴衣の着付け講習が皇大神宮参道入口の「よってげ亭」で行われた。
浴衣の着付け講習は「自分で浴衣を着れるようになって、大の阪を浴衣で踊りたい」との子どもたちのリクエストにより行われたもの。
講習には、年長の保育園から小学校4年生まで5人が参加、「大の阪」の保存活動を行っている「大の阪の会」の女性会員が指導にあたった。
参加した子どもたちは踊りを習っているなど比較的着物に馴染みがあるが、帯を締めるなど力を必要とするところは、なかなかうまくいかず「帯をリボンにするところが難しい」と繰り返し挑戦していた。
また、この日は着付けに続いては踊りの講習も行なわれ、近づく「大の阪」に備えていた。
盆踊り「大の阪」
八幡宮で8月14日から3日間
国の重要無形民俗文化財に指定されている盆踊り「大の阪」が8月14日から16日までの3日間、魚沼市堀之内の八幡宮で踊られる。
「大の阪」は、江戸時代に堀之内が縮布の市場として京阪地方と商いが盛んだった頃にもたらされたと伝えられている。高さ6メートルほどの櫓(やぐら)を組まれた八幡宮の境内では、櫓の上に太鼓の打ち手、下には音頭取りと笛の吹き手。その周りを輪になって踊る「大の阪」はゆるやかで、一歩下がって二歩進み、腕は肩より下げないように踊るのが基本で、櫓の周りには優美な踊りの輪ができる。
音頭取りが「大の阪ヤーレ七曲駒を」と唄うと、踊り手が「ハアヤレソリャよくめせ旦那様」と返し、再び音頭取りがよくめせ駒を南無西方」と唄い「よくめせ旦那様」と踊り手が返す歌詞は十五番まであり、太鼓や笛に合せて繰り返されていく。
時間は19時30分からで雨天中止。踊りは簡単で、すぐに覚えられ、誰でも参加できる。