早津さんによる雪墨画
浅田あつ子さんのショーも
越後の奇祭「百八灯」湯の里雪まつりが今年も3月6日、魚沼市の折立温泉の魚沼マレットゴルフ場で行われるが、今年はまつりの中で魚沼市青島の画家・早津剛さんが巨大な雪壁をキャンバスに墨絵を描く「雪・墨・画」を制作することになった。
「雪・墨・画」は、会場に巨大な雪壁を造り、雪国の民家を描き続けている早津さんが農業用の散布機を使って炭の粉を吹き付けたり、噴霧器で墨汁を吹き付けた後、壁面を削って、雪の積もった茅葺屋根などを描き出していくもの。一昨年入広瀬地区の「雪明り雪中行群」で初めて行われ、昨年は旧川口町でも制作され話題となった。
百八灯祭りは折立温泉で江戸時代初期、寛永年間の初めから行われているという伝統ある行事。山の麓にある小さな稲荷様から山頂に向けて、ワラを置き、夜を待ってそれに点火、暗い夜空に無数の火を浮び上がらせ、幻想的な光景を見せてくれる。
当夜は、魚沼マレットゴルフ場の特設おまつり広場で18時から、やきそば、豚汁、もち、そばなどの無料サービスが始まり、名物の6人搗きの餅つきや、郷土芸能ショーも。
19時からは湯之谷温泉郷のご当地ソング「見返り橋まで」を歌う浅田あつ子さんのミニコンサートが開かれる。「見返り橋まで」は栃尾又温泉と大湯温泉の間にかかる「見返り橋」をモチーフに「神田川」などのヒット曲で知られる喜多條忠さんが作詞した曲。地元ではこの曲を使った地域おこしイベントに取り組んでいる。
メインイベントの百八灯は19時30分に点火。早津さんによる「雪・墨・画」は19時35分から。19時45分からの「あんさ&おっさコンサート」に続いて20時からは花火の打ち上げ、20時30分から福餅撒与となる。