新保の雇用促進住宅「サンコーポラス広神」
魚沼市では、同市新保の雇用促進住宅「サンコーポラス広神」を購入することになり、このほど住宅を設置している独立行政法人雇用能力開発機構と仮契約を結んだ。
雇用促進住宅は雇用能力開発機構が設置し雇用振興協会が管理・運営する勤労者向けの賃貸住宅。平成19年6月閣議決定された規制改革3か年計画で、平成33年度までに譲渡、廃止される予定で、地方公共団体への譲渡や民間への売却が進められている。
サンコーポラス広神は、平成5年に建設された鉄筋コンクリート造5階建40戸。間取りは3DKで、現在16世帯が入居している。敷地面積は約3800平方メートル。
地方自治体や民間への譲渡、売却の方針が出されたことから、魚沼市では入居者の居住の安定などのため同住宅を市で購入することにした。土地、建物など購入代金の総額は約3550万円。隣接する駐車場などは建設時に合併前の広神村が整備したもので、市の所有となっている。
市では次に開かれる市議会に契約および市有住宅条例の改正案を提案、議決を経て新たな入居者の募集を開始する予定で、来年1月からの入居開始を計画している。