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つつじの書・・

霧島つつじが好きです。
のんびりと過ごしています。
日々の暮らしを、少しずつ書いています。

文学散歩

2024-11-16 13:12:15 | 楽しい仲間



地元のサークル「文学散歩」、16年続いている。
月に一回、都内のあちこちを歩くのだが、
最近文学には遠く散歩が主だ。
メンバーも大分卒業して、気の置けない少人数で、
かなり行き当たりばったりの計画をしている。

今月は泉岳寺と、山手線の新駅「高輪ゲートウェイ」。
和風の天井は折り紙をイメージしたとか、初めて降りた。

近くの国道沿いに「高輪大木戸跡」がある。
江戸への入り口、旅人が旅装を整えたり、送り迎えをしたのもここ迄。
伊能忠敬の西国測量はここが起点。
今は周りの大きなビル工事の音と、夏草に覆われ、
忘れられたようで切なかった。

泉岳寺は毎月14日は義士の講談をしている。
来月は12月14日、討ち入りの日だ。
屹度沢山のお詣りがあるのだろうと思った。


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エッセイ 夏過ぎて

2024-11-10 11:10:39 | 楽しい仲間
夏過ぎて  課題【妄想.実相】2014.10.24

先生の講評
 描くのをきっちりと決めている。 
 小さな庭に夫婦の生活の小天地あり、手堅い文だ。
 ※ 雑談だが、文は自分を描くと共に、自分を壊す
   もう一人の自分を発見する。

やる気になれば、すぐにでも出来る様なことが二つあったが、
なかなか思うようにならなかった。
一つは簾の交換、もう一つは古いつつじの移動だ。
向きが悪く、他の木にまたがっている。「こうだったらいいのにな」と、
枝を切りながらいつも頭の隅で歌う。

私は、夏が終わる頃になると決まって体調を崩す。
少し無理をすると、扁桃腺が腫れ微熱が出るのだ。
窓ガラスは汚れたし、簾も日焼けしている。
庭には枯葉と草が生え、向きの悪いつつじも見た目が悪く
いかにも構わないのが分かる。
休日、夫が「簾が汚いね」と言う。
小さな庭だから、道を通る人から家の中が見え、大きなすだれが必要なのだ。
夫は古い簾を嫌う。
簾を買いにホームセンターに行くと、時期がずれてい
るので半額だと言う、徳をしたような気分だった。

夫は面倒くさがりで買い物には付き合うが、他の事は何かと逃げる。
だが、「熱が出る」という切り札の前に、重い腰を上げた。
高い所なので脚立を出し簾を掛ける位置や長さの不慣れな作業に、
何度もため息をついて私をあてにする。
私は手伝わずにパソコンを打っていた。

次の日も良いお天気だった。
つつじの移動を思い立つと気持ちがはやる。
汚れてもいい靴と手袋をしてスコップを用意した。
夫は出てこない。
かなりいい感じに掘れたのに真ん中の根っこが手ごわい。
手伝う気のない夫が、サンダルで出てきた。
少し木を揺らして「無理、頼んだ方がいいよ」という。
「もう少しなんだけどな」と未練がましくしゃがみこんでいると、
「又熱が出るよ」と近くの便利屋に頼んでくれた。
顔なじみの便利屋さんはしっかり植え替えてくれた。
私がやらなくても、「こうなったらいいのにな」と願っていた、
両方ができちゃった。





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エッセイ ふくれっ面

2024-10-26 19:19:33 | 楽しい仲間
ふくれっ面 課題【泣く・笑う・いつもの顔】 2016.10.26

  先生の講評
     朝の出勤前の夫婦の一瞬、目に見えるようだ。
       事柄だけではなく心理も微細に描いている。
  つつじのつぶやき
     何年たっても同じような毎日です。


朝、寝起きが悪い。小さなことが気になる。
しばらく前から、開けていない封書がテーブルや、
座ろうとした椅子に置いてありイライラする。
「これ、もう捨ててもいい?」
「まだいいじゃないか、どこに置いても」
仕事がらみの案内状を、行く気がないのにとって置く。
夫はテレビで、経済ニュースを見始めた。
私も前は一緒に見ていたが、最近つまらない。
元々あまり好きじゃなかった。
新聞を読み始めたから、「他にチャンネルを回していい」
と聞くと、「まだ見ている」と言う。
この辺で、我慢のおが切れそうになる。
多分、頬がプーと膨れている筈だ。
これから会社に行って働いてくれる人だから、
きちんと送り出そうと心がけているので、
言いたいことを我慢する。
ゴミを整理するふりをして、離れた。

自転車を通りに出し、靴を揃える。
この後は「行ってらっしゃい」と送り出せば、朝の役目は終わる。

今朝はもう顔を合わせたくない、外の掃除を始める。
植木に絡んだ落ち葉をゆっくり取っていると、
此方に寄ってきて「行ってきます」と言う。
顔を見ないで小さく「行ってらっしゃい」といった。
出掛けた後を見ると、食器は流しに、椅子もきちんと戻している。
多少私の不機嫌に気付いたようだ。

昼、電話があった。
「これから名古屋に行ってくる、少し遅くなる」と言う。
予定では明日の筈だ、お金は持っているのだろうか。
聞くと「少しあるけど泊まりになったらきつい」と言う。
思わず「届けようか」と言った。
「そうしてくれるとありがたい」。
駅の改札口で待ち合わせをする。
急いで身支度をしてバスに乗った。
改札口で待っていた夫はにやりとした、負けの笑いだ。
私はすっかり、今朝のふくれっ面のけりがついた。


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秋の遠足

2024-10-16 16:52:40 | 楽しい仲間


  大きなゴリラくん、声をかけると優しい目で見てくれました。



 体育の日の休日、多摩動物園に遠足に行きました。
 勿論おにぎりとおやつ、フルーツ一杯。
 駅近、シルバー料金300円、いっぱいいいことずくめ。
 坂道が続くと聞いたので、シャトルバスで一番高い停留所で下車。
 下りながらの見学をしてきました。
 若い時に観た動物園はもっとワクワクした記憶があるのですが、
 檻の中の動物たちに何か同情する気持ちがわいて少し悲しくなりました。 
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この頃

2024-10-05 09:48:41 | 楽しい仲間


 何となく、毎日が過ぎていきます。

 身体にいいこと、週一の水泳と散歩。
 友達とのお喋り、一昨日は梅の花でランチ。
 頭の体操は、週2回の麻雀。
 昨日、朝一で「少四喜」の役満をつもりました。 
 ちょっとうれしいご報告です。



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淵の森緑地

2024-09-25 14:19:06 | 楽しい仲間



「トトロの森を歩こう」
という市民サークルが24年続いている。
「となりのトトロ」のアニメから、トトロが隠れていそうな
里山を散策している。

火曜日、あんなに暑かった日が嘘のようなお天気だ。
JR秋津駅から、秋津神社の境内へ。
気温が下がらず、なかなか咲けなかった彼岸花が満開に。
陸橋を渡って柳瀬川に、河原におりて手の加えていない
風景を楽しむ。
案内では「となりのトトロ」のアイディアを練ったと
言われているそうだ。
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エッセイ 内視鏡検査

2024-09-14 14:24:25 | 楽しい仲間
   エッセイ 内視鏡検査 課題【今年・過去】2017.12.22

  先生の講評…後半のイメージが良い。
         散文の経緯の中にこのような部分を入れると、文に立体感が出る。
         イメージこそ創作に一番なのかもしれない。

  つつじのつぶやき…今年も大腸と胃の内視鏡検査を受け、お陰様でつつがなく過ごしています。

今年も、大腸の内視鏡検査をした。
前回の診察の時、秋になったら検査をしましょうと言われたが、
十月は前からの約束があるし、十一月は孫の七五三があると、
少しでも後に伸ばす口実をつけていた。
でも一年お世話になったお腹のこと、嫌々ながらも前日から食事制限をし、
当日は、朝早くから検査薬の下剤を飲み、都心の病院に行った。
立川から乗った中央線は混んでいた。
途中から席に座れたが、ふわふわする身体が心もとなく
ずーと目をつぶっていた。
病院に着くと受付の女性がにこやかに案内をしてくれ、手術室に入る。
照明が柔らかな色に変わり、静かな音楽が緊張を和らげる。 ベットに横になると、血圧計や心電図をつけられ 「チクッとしますよ」の声の後、「眠くなるお薬を入れます」と看護師さん。
先生の「○○さん、よろしくね」の声を聞いた後は、
もう何も分からず検査に入っていく。

主治医の先生とは、十年以上前、市の検診で精密検査を勧められ
ガンセンターで内視鏡検査を受けた時からのお付き合いだ。
その後、実家の医院の二階を改築して開業されたが、
二年前に赤坂の日枝神社の前のビルに引っ越した。
新しい病院はいつも生花が飾られ、エステサロンのような
気持ちのいい空間、受付の女性も看護師さんも綺麗な女性ばかり、
先生も黒い診察着を着て、イメージが都会風だ。

検査が終わった。
今回はポリープを採ったので一週間は安静にし、
食事も脂肪の少ない消化の良い物をとるようにと、
麻酔で深く眠った後のぼんやりした頭で先生の話を聞いた。

この検査をすると、体調が一、二週間はおかしくなる。
以前見たテレビで、草原を走りまわっていた、馬だったか鹿が、
首に縄をかけられて倒され、荒い息を吐きながら観念したような力のない目をしていた。
今の私がその時の馬のように、何でもない日常から
突然引き倒されたような、そんな気分で過ごしている。

 
  







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エッセイ 国分寺駅

2024-08-29 10:49:25 | 楽しい仲間
  エッセイ 国分寺駅  課題【駅・(空)港】 2008.7.11

   先生の講評……在日問題だが、子どもを通した描写だけに鮮度が高い。
   つつじのつぶやき……エッセイ教室に通いだして3か月の作品です。


 「オボジ、あっちだよ」
長男が五歳の頃、国分寺駅のホームで夫に呼びかけた言葉だ。
オボジ、朝鮮語でお父さんのこと。
国分寺駅から私鉄に乗り換えると、朝鮮大学がある。
多分、朝鮮大学のお兄ちゃん達が話していた言葉に刺激を受けて、
自分も、リクちゃんになっていたのかもしれない。

近所で一番仲良しだった二歳上のリクちゃんは両親が北朝鮮の人だ。
3人兄弟の末の子で、お兄ちゃん達から年が離れていたのと、
幼稚園に行っていなかったので、いつも一人遊びをしていた。
身体は華奢で内気な子だったが、内に秘めた何かを感じさせ、
声をかける時など、少し気をつけて話さなければと言うような
雰囲気を持っていた。
いろいろな遊び方を知っていて、一つの事を根気よくする
長男はリクちゃんの家来のように、いつも後についてまわり、
リクちゃんのする事や口癖が憧れで、何でも真似をした。
暑い夏の日、暫く声がしないので見に行くと、百日紅の花の下で、
頭をつき合わせて何かを作っていたり、
ある時は、ブロック塀に寄りかかって、真剣に話しこんでいたりした。

その内、リクちゃんは北朝鮮の小学校へ入学して帰りが遅くなる。
長男も幼稚園の友達と遊ぶ事が多くなる。
段々別の世界を持つようになって、以前ほど一緒には行動をしなくなった。
それでも、リクちゃんの通う小学校の方針らしい、「将軍様」とか、
「あの方とお呼びする」とかの影響を受けていた。
私が困った顔をすると、長男もその反応を感じたらしく、
段々距離をおくようになっていった。
リクちゃんが小学校2年生の頃だったか、
何処かへ引越しして居なくなった。

あれから時は過ぎたが、今はいい若者に成ってる筈だ。
時々
何処か遠くを見つめるような眼をするリクちゃんに会いたいと思う。 
 
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夏休み 安曇野

2024-08-18 09:51:23 | 楽しい仲間
年も、夏休みは長野県の安曇野に行きました。
づーと続いています。
林の中の静かな宿、温泉と、創作懐石料理。
もう沢山は食べられなくなって、
少しだけ、美味しい料理があれば充分な私達です。

特急あずさで昼に着き、古民家のような田舎家の
大戸をくぐって、信州蕎麦から始まります。
それから、穂高神社で「家内安全」の
お祓いをしていだきます。
暑い昼下がり、参拝者も少なく、頭を垂れた耳に、
厳かな鈴の音と、蝉時雨が残ります。








1日目と二日目のデザート。






最後の日は、何時も岩崎ちひろ美術館。
子供連れのお父さんお母さん、みんな優しい顔。
館長の黒柳徹子さんが通った電車の教室。
広場に足跡、トットちゃん?

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この頃

2024-08-01 16:17:41 | 楽しい仲間

若い時、会津で買ったアケビの蔓の籠、
長いこと欄間の奥に入っていました。
エアコンの吹き出し口の空気で、黒ずんでいたのですが、
断捨離するのにはもったいない気がして、
こんな風に、玄関に飾ってみました。
今週は、猫じゃらしが入っています。

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