今月は川越の町歩き
桜が咲き始めた春の一日、
うらうらと足の向くまま、川越の街を散策しました。
明治、大正、昭和?
時代の流れを懐かしんで、あちこちに足がとまりました。
「二升五合市」の看板やのれんが、あちこちにありました。
一升舛二つで、ますます、 (舛2つ)
5合は一升舛の半分 (はんじょう)
「益々繁盛市」
深いな~。
今月は川越の町歩き
桜が咲き始めた春の一日、
うらうらと足の向くまま、川越の街を散策しました。
明治、大正、昭和?
時代の流れを懐かしんで、あちこちに足がとまりました。
「二升五合市」の看板やのれんが、あちこちにありました。
一升舛二つで、ますます、 (舛2つ)
5合は一升舛の半分 (はんじょう)
「益々繁盛市」
深いな~。
代表作「鏡獅子」は六代目尾上菊五郎をモデルに
二十年の歳月をかけて作られた高さ二メートルの大作です。
この作品は、現在国立劇場のロビーに展示されています。
※ 注釈 小平市平櫛田中彫刻美術館
初めて新派を観劇しました。
エッセイを教えていただいている
演劇評論家山本健一先生のレクチャーを受けて
12時より劇場で
「遊女夕霧を波野久里子主演」
「寺田屋お登勢を水谷八重子主演、中村獅童の坂本竜馬」
を観劇しました。
公演が終わってから先生の司会で
水谷八重子さん、波野久里子さん両女優のトークショーがありました。
本当に近い席で生の声のお話が聞け、大感激でした。
ロビーの真ん中に凄い物を見つけました。
かねがねこの作品の小さいものは見たのですがさすが、さすがご立派でした。
折り紙は新年会で、Mさんから頂いた「口びる」を再現し、
その中に質問の言葉を入れました。
昨日3月11日金曜日、5年前と同じ日、
同じ時を過ごした教室の人たちと「春の会」がありました。
あの時起ったことをみんなで話しあいをした。
まだまだ復興をしていないことが気になります。
席替えをしてから小箱に入った質問を一人一人に聞き、
その答えを1分間で答える「一分間の主役ごっこ」をしました。
教室ではなかなか見せない、感じさせない、いろいろな面を教えられました。
エッセイ 地震
凄い揺れだ、地震、一瞬冗談でしょうと思った。
こんなに揺れる地震に遇った事がない。
教室の友達と顔を見合す。
椅子から立ち上がったが再度の揺れに机にしがみつく。
もう終わるかと思ったが、大きな揺れが際限なく続く。
隣の列の友達が机の下に身を屈めている。
見渡すと何人かがそうしている、初めて「地震の時は机の下に」と言うことを思い出した。
誰かが入り口のドアーを開けたが、直ぐに閉まってしまう。
「椅子をはさんで」と言おうとしたが言葉が出ない。
そうだ、逃げる時のことを考えなくてはいけない、上着に袖を通した。
事務所の女性が直ぐに来た。
「宮城県の方で大きな地震が起きました、こちらは震源地ではないので、慎重に」と言ったことで我に返る。
普段からこういう時の訓練をしているのだろうが、落ち着いた説明と対応に、慌てふためいた自分が恥ずかしい。
先生が「お家の方たちもご心配でしょう、今日はこれまでに」と言ったことで、解散になる。
8階に降りると、書店の本が沢山床に落ち、散らばっている。
床にうずくまっている人もいる。
大変な事が起きたのだ。
兎に角外に出たい、階段に行くと、前の方に、赤ちゃんを抱いたお母さんが、バギーを持っている。
「持ってあげるから貸して」と一緒に降り始めたが、がっちりしたバギーは重い。
自分の鞄を抱えながら後を追うが、足がもつれて弱音を吐きそうになる。
早足で降りる母親の肩で赤ちゃんの首が揺れる。
出口が見えた、追いついて、顔を見合わせた、若いお母さんだった。
「建物の中に居たほうがいいでしょうか」と言う。
「もうここまできたら表に出ちゃいましょう、食堂等で火が出れば、煙に巻かれたりすることもあるかもしれない」
何気ない日常に、こんな大きな地震に遇うとは思いもしなかった。
この後、被災地ではとんでもない事が起こっていた。
つつじのつぶやき ・・・ 5年前の3月11日金曜日午後、駅ビル9階でエッセイの講座
を受けていて地震にあいました。
その後の講座で、「このことをしっかり書いておきましょう」先生
からの提案があり、その時の作品です。
※ 2011年に一度発表しています)
エッセイ 片づけ
結婚前に買った三面鏡を使っている。
随分くたびれてきた。
テーブルは白いデコラになっているが何かの薬品で変色している。
鏡は下の方にしみができた。
このことを愚痴ったら、夫は買ったらと言う。
鏡台は一生使うものだと思いこんでいたからびっくりした。
今更買う気にはならないが、時々それもありかなと思う。
思い出が詰まった家だって古くなったら建替える。
だから家具売り場に行くと何となく足が向く。
今は三面鏡と言わずドレッサーというらしい。
最近化粧品の入っている抽斗を少し片づけた、全部ではない。
使い残しの口紅やファンデーションなどがあり、七~八年前に買ったアイシャドウなどもある。
試供品も沢山ある。
小さな容器に入っているから、旅行の時には持っていくつもりでとって置く。
だが、よく考えてみれば、分からない製品を試すのだから旅行には使えない。
そしていつ貰ったのかが分からない。
それがたくさん貯まる。
せっかく貰った物を一度も使わずに捨てるのが惜しく捨てられない。
私は化粧品をあれこれとたくさん買う方ではないが、長い年月のうちには随分投資をしてきた。
のに、最近の様子はどうだろう。皺やシミが沢山出来た。
せっかく念を入れて化粧しても、眼鏡をかけて点検すると目を覆いたくなる。
買える物なら三面鏡より新しい顔が欲しい。
家族には「物を片づけて空間を作らないと福の神が入れない、汚くしていると運気が下がるよ」などと自分のことを棚に上げ随分脅かしてきた。
日経新聞に著名人の「私の履歴書」というコーナーがある。
元日立製作所社長の河村隆氏がある言葉を引用していた。
大きくなった会社を例えたのだろうが、英国の巨大戦艦も、乗組員の持ち込む荷物が増え、毎年船が重くなって沈みスピードが落ちるのだと。
やっぱり思い切った整理が必要だ。
課題 【そうじ・煮たき】
先生の講評 部分は良いが、全体としてみると散らばっている。
日経新聞に・・・・(青の部分)はカットし、化粧品にしぼり
家族には・・・・ (黄)の部分) の見方を最後に、その思い出を書きたい。